トラブル対処法(私にもできるマイカー点検)

トラブル対処法

どんなに気をつけて乗っていても、突然起きるトラブルを100%避けることはできないものです。そんなとき、大切なのは「あわてない」こと。二次災害を起こさないよう、落ち着いて対処しましょう。

トラブル対処法1~6出典:(一社)日本自動車整備振興会連合会

1:バッテリーがあがったら

◎バッテリには化学薬品などが使われているため、十分に注意しながら作業をしましょう。車両によっては、救援用端子を別に設けている場合もあります。

ブースタ・ケーブルを接続できる位置に 救援車を止めて、エンジンを停止しておきます。
ブースタ・ケーブルを次の順に接続します。赤いケーブルを、バッテリあがりのクルマのバッテリ+端子に接続します。
赤いケーブルのもう一端を、救援車のバッテリ+端子に接続します。
黒いケーブルを、救援車のバッテリー端子に接続します。
最後に反対側の黒いケーブルをバッテリあがりのクルマのエンジン本体のフックもしくは、バッテリー端子に接続します
救援車のエンジンをかけ、可能な場合はエンジンの回転数を少し上げます。次にバッテリあがりのクルマのエンジンをかけます。エンジンがかかったら、ブースタ・ケーブルを接続したときと逆の順序で取りはずします。
バッテリあがりの原因 バッテリあがりとは、バッテリの電圧が低くなってエンジン始動できないことを指します。その原因としては、バッテリ自体の故障のほか、さまざまなケースが考えられます。■バッテリの寿命■電装品の過剰使用■発電機のトラブル等■ライトの消し忘れ■長期間放置 ポイント:理由の分からないバッテリあがりの場合、バッテリを交換する前に整備工場で点検を受け原因をつきとめましょう。

②-1パンクをしたら(スペア・タイヤへの交換手順)

◎タイヤ交換の際は砂利道などでの作業を避け、なるべく平らな場所で行ってください。

交換のための準備をする

使用する工具とジャッキ等を準備します。
パンクしたタイヤの対角線上にあるタイヤを、輪止め等で固定します。
パンクしたタイヤのホイール・キャップをはずします。(無い場合は不要)
ホイール・ナットを少しだけ緩めます。

ジャッキアップする

パンクしたタイヤの近くのジャッキアップ・ポイントを確認します。
パンクしたタイヤの近くのジャッキアップ・ポイントに、ジャッキをかけます。

ジャッキアップしたらタイヤを外す ▸ タイヤを取り付ける

パンクしたタイヤが地面から少しはなれるまで車体を持ち上げます。
ホイール・ナットを取りはずし、パンクしたタイヤをスペア・タイヤと交換します。
仮じめ ホイール・ナットを取り付け、下記に示す番号順にタイヤががたつかなくなるまで、2~3回に分けて仮じめします。
本じめ 車体を下げ、ジャッキをはずしてから、仮じめのときと同じように2~3回に分けて、ホイール・ナットを十分にしめつけます。

②-2パンクをしたら(タイヤ修理剤を使った対処方法例)

タイヤ修理剤はトレッド部(接地部)にクギやネジが刺さるなどの軽度のパンクを応急修理するためのものです。抜いてしまうと応急修理キットの応急処置ができなくなる場合がありますので注意しましょう。

◎タイヤ修理剤はあくまでも応急処置です。使用後はすぐに整備工場へ行き、確実な修理などを実施しましょう。

タイヤパンク応急修理キット(一例)タイヤパンク応急修理キットは、ラゲッジルーム側面等に収納されています。修理キットの一例は下記のとおりです。①修理剤ボトル ②エアコンプレッサー③速度制限シール

応急修理の手順(本手順等は一例であり搭載されている応急処理キットにより異なります)

(1)タイヤパンク応急修理キットに付帯している、速度制限シールを運転者のよく見えるところに貼ります。※応急修理済であることを運転者へ示すため必ず実施しましょう。
(2)コンプレッサーからホースと電源プラグを取り出し、ボトルホルダーのキャップを外します。
(3)修理剤ボトルのキャップを外し、注入ホースとの接合箇所に取り付けます。※修理剤を直接タイヤへ注入するタイプもあります。
(4)ホースの先端をタイヤのバルブにねじ込みます。コンプレッサーのスイッチがOFFであることを確認し、電源プラグを車内の電源ソケットに差し込みます。※ホースを接続する前に排気用バルブがしまっているか確認してください。
(5)コンプレッサーのスイッチをONにし、タイヤを指定空気圧、または最低基準圧まで上げます。途中、コンプレッサーを一時停止して空気圧を測定します。空気圧が高すぎる場合は、排気用バルブを調整してタイヤの空気を抜きます。
(6)空気圧が上がったら、コンプレッサーのスイッチをOFFにし、電源プラグを電源ソケットから抜き、注入ホースをタイヤのバルブから抜きます。
(7)修理剤を入れたら、定められた時間、または距離を 走行してください。運転は規定以下の低速で注意しながら運転します。※修理剤をタイヤ内に広げるため必ず実施しましょう。
(8)走行後、コンプレッサーのスイッチがOFFの状態で注入ホースをタイヤのバルブに取り付け、空気圧を点検します。空気圧が低下していない場合は一時的な修理は完了です。走行前に指定空気圧に調整してください。

タイヤ空気圧が低下したときは、ステップ(5)~(8)を繰り返してください。

③ブレーキから異音がしたら

◎運転中にはさまざまなトラブルが予測されます。
トラブルが発生した場合、あわてずに対処することが何よりも大切です。

④踏切からの脱出法

◎運転中にはさまざまなトラブルが予測されます。
トラブルが発生した場合、あわてずに対処することが何よりも大切です。

踏切内でのエンストで、エンジンがかからなくなってしまった場合などの脱出法

  • 踏切内でクルマが動かなくなった場合は、すみやかにクルマを降りて警報機側に設置されている非常ボタンを押しましょう。
    非常ボタンがない場合は、発炎筒を使うなどして列車に自車の存在を知らせましょう。

⑤高速道路でトラブルが起きたら

◎運転中にはさまざまなトラブルが予測されます。
トラブルが発生した場合、あわてずに対処することが何よりも大切です。


  • 故障や事故で高速道路上に停車する場合は、同乗者と一緒にガードレールの外側に避難しましょう。橋や高架など、ガードレールの外側に避難できない場合は、追突などの巻き添えにならないように、ガードレールに身を寄せて車より後方に避難しましょう。

⑥発炎筒の点火の仕方

◎運転中にはさまざまなトラブルが予測されます。
トラブルが発生した場合、あわてずに対処することが何よりも大切です。

発炎筒は、通常助手席の足元(左下部)に備えつけられています。
本体をひねりながら取り出します。
キャップ頭部のすり薬でこすり、着火させます。
発炎筒を設置して他のクルマ等に危険を知らせます。

⑦オーバーヒートの対処法

オーバーヒートの原因としては、「冷却液不足」など「冷却システム」のいずれかが故障すると起こりますが、エンジンオイル不足などの「潤滑システム」に異常が起こった場合も発生することがあります。いずれもオーバーヒートの状態が進むと「シリンダーヘッドガスケットの破損」や、ピストンなどのエンジン内部に焼き付きを起こすなど、重大な損傷を与えることがあります。

オーバーヒートの原因にはおおむね以下の5つがあります

  • 1.ラジエター・各種ホース類からの冷却液(ロング・ライフ・クーラント:LLC)の漏れ・不足
  • 2.ウォーターポンプの作動不良
  • 3.冷却用電動ファンの作動不良
  • 4.サーモスタットおよびサーモメーターの作動不良
  • 5.その他の原因