会長メッセージ

私たちJAFの会員数は2024年3月末現在で2050万1千名に達し、1年間で約20万名の増加となりました。これも皆さまからのご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

JAFでは、大きく変化しながら発展するモビリティ社会にどのような貢献ができるかを問いながら、対話と共創を通じて、社会課題への取り組みやドライバーの権益保護、会員サービスの一層の拡充、モータースポーツの振興などの事業活動をすすめています。

ロードサービスでは、電気自動車(BEV)にその場で充電する「EV充電サービス」の一部地域での試験運用のほか、電話での説明が難しい場合やJAFアプリをダウンロードされていない方もスマートフォンから簡単に救援要請をしていただけるよう、新設された専用サイトで受け付けるサービスを開始しました。

これからも進化を続ける自動車技術に対応するため、車両、資機材、システムをバージョンアップするとともに、ロードサービス隊員の教育・養成に努めております。

JAFの社会貢献活動については、「令和6年能登半島地震」に際し、特別支援隊を組織し石川県へ派遣しました。被災地近辺に拠点となる場所や入庫先がない状況下での派遣となったため、被災地から100km以上離れた金沢市を拠点とし活動をしました。

また、信号機のない横断歩道での歩行者保護についての調査は、2023年度で8回目となり、その結果は毎年多くのマスメディアにも取り上げられています。今回の調査では、停止率が45.1%となり、調査開始から右肩上がりとなっています。しかしながら、いまだ半数以上のクルマが停止しない現状があり、引き続き関係機関と連携し啓発活動をすすめてまいります。

会員サービスでは、ドライブを計画的かつ安全・安心に楽しんでいただくため、優待情報サイト「JAFナビ」のドライブページをリニューアルしました。会員の皆さまの日常でご利用いただける会員優待施設の充実やさまざまな生活シーンで楽しめるコンテンツの拡充をすすめてまいります。

モータースポーツでは、全国各地でのJAF公認競技会の開催を支援してまいりました。今後も各地域のモータースポーツクラブと連携し、より一層の活性化をはかってまいります。

JAFは、よりよいモビリティ社会の実現を目指し、積極的に事業活動に取り組んでまいります。今後とも一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)

会長  坂口 正芳さかぐち  まさよし