健康経営の取り組み
健康経営の取り組み

健康経営宣言

JAFは健全なくるま社会の発展のために、「人」が最大の資本であると確信しています。

多様なバックグラウンドをもつ各従業員が心身ともに健康で、働く意欲に溢れ個々の能力を最大限に発揮できること、また長く働き続けられる環境を構築することが、健康経営で解決したい経営上の課題であると考えています。

従業員が健康であってこそ、モビリティユーザーへ安全と安心の支えとなるサービスを提供できるという考えのもと、「健康経営」の実践を連盟・従業員・健康保険組合が連携して推進していきます。

一般社団法人日本自動車連盟
会長 坂口 正芳

JAFは、従業員と家族の心と身体の健康をサポートします。
そして、健康な心身から生まれる安全と安心の支えとなるサービスを提供するとともに、
健全なくるま社会の発展に貢献し続けます。

JAFは健康経営を推進しています

「従業員が健康であってこそ、モビリティユーザーへ安全と安心の支えとなるサービスを提供できる」という理念をもって、健康経営を全社的に推進しています。二次・三次予防のみならず、一次予防にも積極的に取り組んでまいります。

健康経営優良法人2024(大規模法人部門)

経済産業省と日本健康会議が共同で実施している「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されました。
「健康経営優良法人2023」に続き、2年連続の認定となります。

健康優良企業認定「銀の認定」

健康保険組合連合会東京連合会が主催する健康優良企業認定において「銀の認定」 を受賞しました。
認定:健銀第2282号(1)

令和3年度がん対策推進優良企業

厚生労働省のがん対策推進企業アクションが実施する
令和3年度の「がん対策推進優良企業」において表彰されました。

健康経営推進体制

健康経営事務局が中心となり、健康経営を推進しています。健康経営責任者を筆頭に、本部・各地方本部から選出された健康経営推進担当者、産業医、保健師等が、従業員とご家族の心と身体の健康に関する取り組みを行っています。さらに、健康づくり担当者を地方本部・支部ごとに任命し、それぞれ積極的に健康経営の推進活動を行っています。

健康経営の図式
健康経営の図式

2024年度 重点取り組み

ヘルスケア

  • 定期健康診断・人間ドック受診率100%
    受診率100%(2023年度実績)
  • 精密検査受診率100%
    受診率82.6%(2023年度実績)
  • ストレスチェック受検率100%
    受検率100%(2024年度実績)

予防対策の強化

  • がん検診補助の実施
    乳がん・子宮頸がん・前立腺がんの
    住民検診費用補助(2024年度実績)
  • 特定保健指導
    動機付け支援実施率100%
    実施率57%(2022年度実績)
  • ヘリコバクターピロリ抗体検査の全額補助
    年度末年齢40歳を対象に全額補助(2024年度実績)

健康への行動変容

  • 健康増進イベントの実施
    第2回JAFウォーキング大会を実施
    従業員の20%が参加(2024年度実績)
  • 健康保持・増進に関する教育
    全従業員へ「歯と口の健康」のe-ラーニングを実施
    受講率95.8%(2024年度実績)
  • 管理職への教育
    全管理職へ「女性の健康」e-ラーニングを実施
    受講率92.4%(2024年度実績)
    管理職へ「健康経営」について学ぶ研修を実施
    受講率100%(2024年度実績)
    管理職へ「ストレスチェックの集団分析を活かした職場環境改善」に関する研修を実施
    受講率100%(2024年度実績)

2024年度 取り組み事例

第2回全国JAFウォーキング大会

従業員の肥満・生活習慣病予防や従業員の運動機会増進を目的に、「株式会社グッピーズ」様と共同し、第2回全国JAFウォーキング大会を実施しました。
第2回目は任意チーム参加・個人参加が選択でき、全国から多くの従業員が参加しました。勤務地・所属・世代の垣根を超えた従業員同士のコミュニケーションの促進につながりました。
参加率:20%

e-ラーニング「歯と口の健康」

全従業員を対象に、自動車振興会健康保険組合の協力のもと「歯と口の健康」についてのe-ラーニングを実施しました。
肥満の割合が高いという健康課題を解決するため、健康な歯でよく噛んで食事を摂ることの大切さと、歯周病は様々な病気と関連があることを学びました。
受講率:95.8%

管理職研修 e-ラーニング「女性の健康」

女性従業員が健康でいきいきと活躍できる職場を目指し、女性の健康保持増進に積極的に取り組んでいます。例えば、女性特有の体調不良等に対応したエフケア休暇の取得を推奨しています。
月経・PMS(月経前症候群)・更年期障害・不妊治療などの健康課題に必要なサポートができるよう、全管理職を対象に疾患理解を深めるためのe-ラーニングををおこないました。
受講率:92.4%

e-ラーニング:日本医療研究開発機構(AMED)女性の健康の包括的支援実用化研究事業

管理職研修 「健康経営」研修
「ストレスチェックの集団分析を活かした職場環境改善」研修

全国事務所長等に対して、外部から講師をお招きし研修を実施しました。
「健康経営」研修では、健康経営が注目される背景から学び、各支部での事例共有や自支部でできる健康経営の取り組みを検討しました。
「ストレスチェックの集団分析を活かした職場環境改善」研修では、集団分析結果の見方を学び、自支部の強みの強化・弱みの克服のため、職場環境改善のアクションプランを作成しました。
受講率:100%

がん検診費用補助

2024年度も引き続き、自治体が実施する乳がん検診、子宮頸がん検診、前立腺がん検診の自己負担費用を補助する取り組みを実施しています。
今後も、病気による休業や退職を最小限にし、がんを早期発見・治療することにより従業員やご家族が安心して過ごせるよう、がん検診の受診率向上に貢献していきます。

これまでの取り組み

2023年度 取り組み事例

2023年度 取り組み事例

全国JAFウォーキング大会

従業員の運動機会増進を目的に、「株式会社グッピーズ」様と共同し、第1回JAFウォーキング大会を開催しました。
スマートフォンアプリから全国の従業員が参加し、コミュニケーションの促進にもつながりました。

参加率:19%

e-ラーニング「たばこと受動喫煙」

連盟の喫煙率が高いという課題から、たばこと受動喫煙の正しい理解のためe-ラーニングを実施しました。全従業員の98.0%が受講完了しました。

卒煙プログラム

たばこについてのヘルスリテラシー向上を図るため、e-ラーニングを実施した同時期より、卒煙プログラムの提供を開始しました。禁煙希望者に対して、禁煙外来の費用補助を実施しています。

がん検診費用補助

自治体が実施する乳がん検診、子宮頸がん検診、前立腺がん検診の自己負担費用を補助する取り組みを開始しました。
引き続き、がん検診の受診率向上に貢献していきます。

夏場の熱中症対策

自動車ドライバーやロードサービス現場で活動するロードサービス隊員、救援要請を行ったお客様などの熱中症予防と健康増進を目的に、四国本部が「大塚製薬株式会社徳島支店」様との間で、包括連携協定を結びました。
熱中症セミナーの実施や、「熱中症対策アンバサダー」資格取得を推進しています。

2022年度 取り組み事例

2022年度 取り組み事例

健康づくり情報の発信

従業員の健康意識醸成を目的に、冊子およびWeb社内報にて、毎月健康づくり情報を発信しています。また、社内コミュニケーションツールでも、健康保持・増進に関する情報を定期的に発信しています。

社内報「HIROBA」8月号(冊子版)

健康増進キャンペーン「JAF WalkBiz」

従業員の健康増進を支援するため、スニーカーなど歩きやすい靴での通勤・内勤を推奨する「JAF WalkBiz」を実施しています。
このキャンペーンには、一般社団法人 全国レンタカー協会様と株式会社 日刊自動車新聞社様にもご賛同・ご参加いただいています。
1日の多くを過ごす職場で手軽に取り組める健康づくりのひとつとして、積極的な歩行や階段利用を推奨しています。

運動オンラインイベント「JAFアクティブデー」

2022年10月10日スポーツの日に、会員優待施設「イオンリテール株式会社」様と共同し、全従業員が参加できる健康増進オンラインイベントを実施しました。ピラティスをベースにした約30分の運動を通して、従業員へ運動機会の提供を行いました。

食生活改善セミナー

会員優待施設「株式会社東急スポーツオアシス」様と共同し、全従業員を対象とした食生活改善セミナーを実施しました。生活習慣病予防のための食事の摂り方について、管理栄養士の講師から学びました。

e-ラーニング「働く人の肩こり・腰痛予防」

長時間の運転や事務作業で腰痛・肩こりに悩む従業員が多いという課題をうけ、腰痛・肩こりに関するe-ラーニングを実施しました。従業員の98.5%が受講完了しました。

取り組みによる効果

健康課題

2021年度の定期健康診断結果をふまえて、「肥満者の割合の高さ」を健康課題とし、特定保健指導を強化しています。対象者には原則全員が支援を受けられるように制度を整備し、産業保健師から積極的に勧奨を行っています。その結果、2023度には2021年度から比べ適正体重維持者率が2.5%改善しました。さらに、スニーカー通勤や運動増進イベントの提供などにより、運動習慣比率も2.2%の改善となりました。全国の支部でもラジオ体操や健康に関するワークショップを実施したりするなど独自の取り組みが増えており、健康への意識、特に運動に関する意識が根付いてきています。
また、「喫煙率の高さ」も健康課題のひとつです。2022年度の健康診断結果では従業員の1/3以上が喫煙者という結果を受け止め、2023年度の重点取り組みとして、喫煙率低下に向けた施策を開始しました。e-ラーニングや卒煙プログラムなどを行い、2022年度から喫煙率が3%減少しました。
従業員が健康でなければ、モビリティユーザーへ安全と安心の支えとなるサービスを提供できません。引き続き健康経営を推進し、従業員のパフォーマンス向上や組織の活性化を目指します。

(%) 2021 2022 2023 目標指標
適正体重維持者率 60.9 62.7 63.4 70
喫煙率 32.3 34.8 31.8 28
運動習慣比率 21.7 19.6 23.9 30
特定保健指導
動機付け支援実施率
58.0 57.0 集計中 100

ワーク・エンゲージメント

2022年度より、自社独自の従業員アンケート内に、ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度超短縮版3項目を入れて測定しています。
3項目スコア(0=全くない~6=いつも感じる)の全職員平均で算出しています。

  2022 2023
回答人数(人) 3,256 3,342
回答率(%) 95.8 100
ワーク・エンゲージメント(点) 3.34 3.31

プレゼンティーイズム
(体調不良などが原因でパフォーマンスが低下している状態)

2023年度より、自社独自の従業員アンケート内に、SPQ(東大1項目版)を入れて測定しています。病気やけががないときに発揮できる仕事の出来を100%として、全職員平均で算出しています。

  2023
回答人数(人) 3,342
回答率(%) 100
プレゼンティーイズム(%) 23.03

アブセンティーイズム
(従業員が会社を病欠・病気休業している状態)

傷病休職制度の利用日数の全従業員平均で算出しています。

  2022 2023
傷病休職制度の利用日数(日) 1.3 1.2