自転車ナビ|中学生・高校生 中学生・高校生が自転車に乗る時に気を付けること 自転車ナビ|中学生・高校生 中学生・高校生が自転車に乗る時に気を付けること

周りとおなじように、何気なくやっている乗り方をもういちど見直そう

自転車は、中学生や高校生にとっては日常の交通手段として欠かせない便利な乗り物です。
「どこかに行くときは自転車を使うのがあたりまえ」という人も多いのでは ないでしょうか。
しかし、その「あたりまえ」の乗り方の中に、このような行動は含まれていませんか?

スマホを見ながら自転車に乗る男子
音楽を聴きながら自転車に乗る男子
話しながら自転車で並走する男子

"あたりまえ"が交通違反?

実は、何気なくやっている「あたりまえ」の行動が、交通ルールに違反していて事故の原因になることがあります。
皆さんもやってしまったことがありませんか?

代表的な自転車の違反行為:ながらスマホ、イヤホン使用運転、並走、二人乗り、傘差し運転、一方通行の逆走や右側通行など、無灯火、歩行者妨害

「たかが自転車だし」「ルールなんて知らない」「教えてもらったことがない」
今まで大丈夫だったことが、次は大丈夫じゃないかもしれません。

スマホを見ながらイヤホンをして自転車に乗る男子

中学生・高校生の事故・違反事例

  • 事例1
  • 事例2
  • 事例3
スマホを見ながら自転車に乗り老女と衝突する女子

自転車の運転中にスマートフォンから通知音がしました。
運転しながら通知の確認をして返信していたら、目の前に人がいることに直前で気が付きましたが止まれずぶつかってしまいました。

どうすればよかった?
携帯電話等使用による自転車の死亡・重傷事故(令和2~6年の合計)
※警察庁交通局資料をもとに作成

携帯電話が原因の自転車事故は年々増えており、死亡や重傷につながる事故では19歳以下の若者が半数以上を占めています。
スマートフォンに意識を奪われると、周囲の確認や適切な操作ができなくなり、重大な事故につながる危険性があります。

自転車もスマホも、正しい使い方をすることで初めて安全に楽しむことができます。
「ながらスマホ」をしないという基本的なルールとマナーを守り、事故を未然に防ぎましょう。

子供の自転車と衝突する自転車に乗った男子

友人と一緒に自転車で並んで走っていました。
落ちていたごみを避けようとしたところ、隣を走る友人とぶつかってしまいました。

どうすればよかった?
「並進可」の標識(「並進可」の標識がある所では並んで走る事ができます。)

実は、自転車で並走することは意外にも交通ルール違反です。
並走は、自分や一緒に走っている人だけでなく、他の歩行者や車両を巻き込む事故につながる危険な行為です。
ただし、「並進可」の標識がある所では並んで走る事ができます。
それ以外の場所では必ず一列になり自転車に乗りましょう。

イヤホンをしながら自転車に乗って車の前に飛び出す男子

イヤホンで音楽を聴きながら自転車を運転していました。
お気に入りの曲を口ずさみながら運転していましたが、交差点で近づいてくる車に気が付かず、危うくぶつかる所でした。

どうすればよかった?
イヤホンをしまう女性

イヤホンをしていると、周囲の音が聞こえにくくなり、状況の確認が難しくなります。
さらに、音楽に集中することで注意が散漫になり、歩行者や車との接触事故を引き起こすリスクが高まります。
イヤホンをしながらの運転は、自分だけでなく、周囲の人々を事故に巻き込む危険な行為です。
自転車に乗るときは、イヤホンを外して運転に集中し、安全を最優先に考えましょう!

いろいろな人が道路を共有するから、交通ルールがある

乗り物と人々が共存している様子

自転車は「車両」の一種ですが、車両と聞いて真っ先に思い浮かぶのは自動車ではないでしょうか。
もし、自動車を運転する人が交通ルールを知らなかったり、守らなかったりしたらどう感じますか?

実は、自転車に乗っている私たちも、歩行者や他の道路利用者からは同じように見られています。
だからこそ、ひとりひとりがルールを守ることが大切です。

道路利用者の一員として

自転車を押す女子生徒

「たかが自転車」と思うかもしれませんが、自転車も命に関わる重大な事故を引き起こす可能性があります。
しかし、ルールを守って利用すれば、自転車は安全で楽しい生活を支える素晴らしい手段になります。

交通ルールについて学ぶ機会が少なかったという方も、またこれから運転免許を取得して自動車を運転する準備をするためにも、もういちどルールについて確認してみましょう。

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