台風15号による冠水件数 静岡県で2,000件越え

ニュースリリース

本部MA2022-023
2022年09月30日

JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 坂口正芳)は、台風15号の影響で実施したロードサービス救援件数のうち、要請の多かった静岡県の冠水件数をまとめ公開しました。

台風15号は9月23日(金)から24日(土)にかけて、東海地方を中心に大きな被害をもたらし、JAFへはドライバーから多くの救援要請がありました。9月23日(金)~9月25日(日)の期間中、静岡県でJAFが受け付けたロードサービス件数は3,901件あり、そのうち冠水に関するロードサービス件数は2,062件と、全体の50%以上を占める割合となりました。

冠水車両を救援する特別支援隊(イメージ)

万が一冠水したら、車両の取り扱いに注意を!車両火災の危険あり!

水害により冠水した車両は、電気系統(エンジン・ヘッドライト等)の漏電で火災が発生する可能性があります。冠水した車両の取り扱いの注意点については、以下のとおりです。

  • いきなりエンジンキーを回さない、エンジンボタン(プッシュボタン)を押さないでください。
  • ボンネットを開け水に浸っているようであれば、火災防止のためバッテリーのマイナス側のターミナルをはずして下さい。
  • はずしたターミナルが、バッテリーと接触しないような絶縁処置をして下さい。
  • ハイブリット車(HV)・電気自動車(EV)は、むやみに触らないようにしてください。

台風接近時の注意点 (参考JAFホームページ)

<クルマ何でも質問箱>

▼自動車が水没したときの対処と脱出方法とは?
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-trouble/subcategory-support/faq270
▼自動車が冠水路や高潮で浸水してしまったら?
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-natural/subcategory-heavy_rain/faq238
▼大雨の最中や降った後に走行しない方がいい場所は?
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-natural/subcategory-heavy_rain/faq241

<JAFユーザーテスト>

▼冠水路走行テスト
資料編https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/submerge/waterway-driving
動画編(セダン):https://www.youtube.com/watch?v=Ud_HGbruPFA
(SUV)https://www.youtube.com/watch?v=MfLsK0TGXCo

<JAF360度VR動画>

▼車両の水没編:https://jaf.or.jp/common/safety-drive/protect-life/360video/submerge

<もし、災害が発生したら>

▼水害発生時の避難行動:https://jaf.or.jp/common/attention/flood

被害地域ではJAFロードサービス特別支援隊が活動

台風上陸後から被害地域からは多くのロードサービス救援要請があり、それらに迅速に対応するため関東、関西各地よりJAFロードサービス特別支援隊の車両と隊員が集結、対応に当たりました。被害状況が明らかになった24日(土)に、その編成が決定され、25日(日)には現地へ到着、現地のロードサービス隊と協力し対応を開始しています。
JAFでは今回のような台風による豪雨災害や震災、雪害などで急増する救援要請に対応するため、全国のロードサービス隊員の中から経験豊富な隊員を選抜し“JAFロードサービス特別支援隊員”として任命し、いただいた救援要請に迅速に対応できる体制を整えています。

▼特別支援隊による災害救援と訓練
https://jaf.or.jp/common/about-road-service/training

JAFではドライバーに対し、今後も発生が予想される台風に注意を促すとともに注意喚起をはかってまいります。