赤ちゃんが生まれる前の準備(はじめてのチャイルドシート クイックガイド)
【乳児用チャイルドシート 後ろ向きに取り付け】体重:10kgくらいまで 年齢:妊娠~1歳くらいまで
◎生まれる前に買いましょう
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。新しい家族を迎えられる期待で、幸せの絶頂にいることと思います。でも、病院で出産した後はどうしますか?退院するときは、車ですか?であれば、妊娠期間中に、チャイルドシートを準備しておきましょう。
× 車内抱っこ
抱っこ乗車で退院するのはもってのほか。赤ちゃんの身体はまだ柔らかくて捕らえどころがなく、初産なら保護者も、赤ちゃんの扱いに慣れていません。上手に抱っこもできない新米の保護者が、揺れる車内で、かけがいのない赤ちゃんを守れると思いますか?
× クーハン
赤ちゃんを固定できないクーハン(手提げゆりかご)での移動もダメ。一見、乳児用のチャイルドシートと変わらないようにも思えますが、まったく別物です。チャイルドシートは、事故の衝撃から赤ちゃんを守るために設計された安全装置。クーハンは、そうではありません。
◯ チャイルドシート
赤ちゃんのための乳児用チャイルドシートなら、生まれたばかりの新生児も、安全に車で移動することができます。さまざまな種類があるので、妊娠期間中に勉強して、あなたにあったチャイルドシートを準備しておきましょう。
妊婦さんのシートベルトは
チャイルドシートの買い替えサイクルを考えましょう
兼用タイプのほうが、長く使えるので人気があります。しかし、単に製品の使用期限だけを考えるのではなく、「買い替えサイクル」を意識したいものです。子どもがひとりの場合と将来増える場合とでは、購入するチャイルドシートのタイプも変わってきます。
乳児 体重10kgくらいまで (新生児~1歳くらい) |
幼児 体重9~18kg (1~4歳くらい) |
学童 体重15~36kg (4~10歳くらい) |
アドバイス | |
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パターン1 3タイプ買い替え型 |
乳児 | 幼児 | 学童 | 最終的には、チャイルドシートが3台になるので、子どもがふたり以下だと不経済になることも。製品本体は兼用タイプより、専用タイプのほうが軽くて扱いやすくできているのが一般的です。 |
パターン2 学童期買い替え型 |
乳児 幼児 兼用 | 学童 | 最も多いパターンですが、きょうだいの年齢が近いと、第二子との使用タイミングが重なり、もう1台買うことになります。学童用は、背もたれつきをおススメします。 | |
パターン3 乳児期買い替え型 |
乳児 | 幼児 学童 兼用 | きょうだいの年齢が近くても、お下がりが効率的に使えることが多いパターンです。ただし、きょうだいが3人以上になると、パターン①のほうに軍配が上がるかも? | |
パターン4 チャイルドシート1台勝負 |
乳児 幼児 学童 兼用 |
買い替えの必要がないように見えますが、このタイプを購入するときには、ふたりめ以降のチャイルドシートをどうするか、しっかり考えておく必要があります。「子どもはひとり」というご家族には最適ですね。 |
赤ちゃん用のチャイルドシート、どれを選ぶ?
まずは、乳児用チャイルドシートを購入しましょう。赤ちゃん用のチャイルドシートは、「乳児用チャイルドシート」「ベビーシート」などと呼ばれます。
チャイルドシートは、赤ちゃんの成長に合わせて替えていくのが一般的。乳児用チャイルドシートは、体重10kgくらい(おおむね1歳前後)まで使えますが、タイプによってはそれ以降も使えるものもあります。値段や扱いやすさ、マイカーに取り付けられるかによって、最適な製品を選びましょう。特に、車によっては取り付けられないチャイルドシートもあるので、事前に試着できると安心です。