4つの走行パターンと燃費(誰でもできるエコ運転術)

4つの走行パターンと燃費

車は、発進、巡航、減速、停止のパターンを繰り返しながら走行しています。

4つの走行パターン図
走行パターン別の燃料消費比率

各パターンにおいて消費される燃料の量を比較してみましょう。
実際の走行中の燃料消費を見ると、発進時に消費される割合が非常に多くなっています。特に、ゴー・ストップの多い市街地では全体の約4割を占めており、完全停止からの発進時に燃料を多く使っていることが分かります。
次に多いのは、距離的に占める割合の高い巡航時で、全体の35%が消費されています。また、停止中の燃料消費は少量ですが、車が動いていないだけにムダな消費といえます。

エコドライブは、これらの走行パターン別に実施のポイントがあります。

走行パターンに応じたエコドライブでムダをなくそう

エコドライブのコツは、不必要な燃料消費をする運転操作をしないことです。

こんなことがムダ!

  • 加速をしすぎて目標速度を超えてしまう(オーバーシュート)
  • 前車との車間距離が短く、流れの速度が少しでも変わると減速・加速をしなくてはならない(波状運転)
  • すぐ先で停止しなくてはならないのに、いつまでも加速を続けている
エコドライブ運転操作の流れ

こうしたムダをなくすマネジメント運転がエコドライブです。
走行パターンごとのエコドライブのポイントは、次の点です。

Tip1 発進時 発進は一呼吸おいて、それからアクセルをじょじょに踏み込みましょう。
“ふんわりアクセル 『eスタート』”でやさしく発進。
Tip2 走行時 先の状況をよく見て、アクセル一定で走行。
先の駐車車両や工事箇所などに早めに対処することで無駄な加減速をなくそう。
Tip3 減速時 停止位置を予測して、早めにアクセルOFF。
先の赤信号を見つけたら、アクセルオフでフューエルカットを活用。
Tip4 停車時 人を待つ間などは、アイドリングストップ。
一定時間停車する時はエンジンオフを習慣に。
※イグニッションオフでは、エアバッグ・ウィンカーなどの電装品は作動しません。