減速時のエコ運転術(誰でもできるエコ運転術)
減速時のエコ運転術
停止位置を予測して、早めにアクセルOFF。
無意識に行っている減速も少し気をつけるだけで燃費(電費)がぐんと向上します。停止することが分かっているのに、いつまでも加速を続けるのはムダです。
先の交通状況に気を配り、赤(黄)信号などで停止することが分かったら、自分のエンジンブレーキ(または回生ブレーキ)の利き具合に応じて適当な位置でアクセルから足を離し、エンジンブレーキ(または回生ブレーキ)で減速します。停止位置が近づいたらフットブレーキでしっかり停止します。
早めにアクセルから足を離すことで、ムダな加速を減らすと同時に、フューエルカット※を作動させて燃料消費量を大幅に削減することができます。
ただし、停車位置より手前で失速し、再度加速することがないよう、自分の車のエンジンブレーキの利き具合を把握しておきましょう。
- フューエルカットとは減速時にアクセルから足を離すと、一定以上のエンジン回転数があるなどの条件で「フューエル(燃料)カット」が作動し、燃料の噴射が止まります。走行する距離が伸びていながら燃料をまったく使わないので、平均燃費は向上します。フューエルカットは設定された回転数を下回ると解除され、アイドリング時の燃料噴射量となります。
- フューエルカットの作動条件は車種によって異なります。詳しくは自動車メーカーにお問い合わせください。
映像で見てみよう
※ガソリン車の場合
ハイブリッド車・EV の豆知識
ハイブリッド車やEVは、減速時にその「運動エネルギー」を電気エネルギーへ変換し、駆動用バッテリーを充電することができます(これを回生ブレーキ・回生充電といいます)。
そして回生充電された電力を発進・加速時に再利用できるのです。
まさにエネルギーのリサイクルといえます。
ただし、車種ごとに異なる回生ブレーキの強弱や、回生ブレーキが作動しているときにブレーキランプが付くか否かなど、正しく理解していないと、危険を招いてしまうこともあります。自身で確認できない場合は、メーカーや販売店に相談するようにしましょう。