
[A]故障や車両火災の前兆の場合も。安全な場所で救援を呼びましょう。

- これまでなかった音がする場合、走行に支障をきたすトラブルになることも。
- 焦げるような臭いやガソリン臭がする場合、車両火災につながる恐れも。
- これまでなかった音や臭いがした場合は、安全な場所からJAFに救援依頼を。
最近のクルマは故障が少なくなりましたが、年数の経過による部品の劣化や摩耗は避けられません。クルマからの異音や異臭はトラブルの前兆といえます。
クルマからの異音
クルマからの異音は「こすれる」「当たる」「振動する」など、各機関がスムーズに動いていない状況が考えられます。もしかしたら、通りすがりのクルマからこんな音を聞いたことがあるかもしれません。
例えば、ブレーキを踏むと、「キーキー」音がする場合、ブレーキが摩耗し、摩耗を知らせる金具(ウェアインジゲーター)が接触している可能性があります。
また、エンジンルームから「キュルキュル」音がする場合は、エンジンと一緒に回転しているベルトやベルトが掛かっている箇所の不具合の可能性があります。
他にも色々な「異音」がありますが、エンジン内部など確認することの難しい場所から音が発生していることもあります。
クルマからの異臭
MT免許をお持ちの方であれば「半クラッチ」の練習でクラッチの焦げた臭いを嗅いだことがあるかも知れませんが、現在はMT車も減少しクルマからの異臭はイメージしにくいのではないでしょうか?
しかし、高温になったマフラーにビニール袋などが付着すれば、焦げくさい臭いがして車両火災につながる危険性があります。
また、エンジン異常過熱・破損によりボンネット付近より異臭が発生することもあります。
クルマからの異臭は、何らかが「焦げる」「異常摩耗する」「漏れる」ことで発生し、大きなトラブルの前兆である可能性が高くなっています。
異音・異臭に気づいたら
異音や異臭には、上記以外にも色々な種類がありますが、その場で原因を特定することはとても困難です。無理に走行することでトラブルの悪化や事故を招く危険性もありますので、異音や異臭に気づいたら安全な場所でJAFを呼びましょう。
異音や異臭の原因となるトラブルは、定期的なメンテナンスにより防げる可能性が高くなります。安全・安心なドライブのためにも、定期的な点検を行うことも大切です。
2021年08月現在