「急ブレーキ」踏めますか?時速40kmからのフルブレーキで検証(JAFユーザーテスト)

テスト実施日・諸条件

実施日 2025年11月5日(水)
テスト場所 ロングウッドステーション(千葉県)
テスト背景 急ブレーキが必要なシーンに遭遇しないことが理想だが、緊急時には急ブレーキが求められるシーンもある。
実際にそのようなシーンに遭遇した際に「急ブレーキを踏むことをためらう」、「ブレーキペダルの踏み込みが浅い」、「運転姿勢が適切でない」等の理由で停止距離が伸びてしまうことも想定される。そこで今回は12名の一般ドライバーに急ブレーキを踏んでもらい、停止距離を調査した。
テスト内容
  • 12名のモニター(20代~70代の男女)
  • 直進路を時速40kmで走行し、特定の地点で急ブレーキを踏んでもらい、停止距離を計測した。
    その後、JAFインストラクターが「急ブレーキ」の踏み方をレクチャー、再度測定し、停止距離を比較した。
  • テスト条件は乾燥路面・全員同じ車両でテスト。新品タイヤを使用

テスト結果

  • JAFインストラクターのレクチャー前後で平均約2m停止距離が短くなった。
  • 30歳代女性のように約8m短くなったケースもあった。
  • 下記の急ブレーキの注意点を理解することで停止距離が縮まる例が多かった。
  • モニターから「自分では強く踏んでいるつもりだったが、もっと強く踏むべきだったのかと驚いた」という感想があった。

JAFインストラクターが教える「急ブレーキ」

  • 1.危険を感じたら「ためらわずに」ブレーキを踏む
  • 2.ブレーキを踏むときは「素早く、強く、深く」
  • 3.ABSが作動しても「踏み続ける」
  • 4.「完全に停止するまで」踏み続ける
  • 5.もしもの時に急ブレーキが踏めるよう、「運転姿勢を見直す」

目の前に危険が迫ったら、すぐに力いっぱいブレーキを踏んでください。迷っている間も車は進み続けるので、ためらわずに素早く踏み込みます。ブレーキを強く踏むとABSが作動する場合がありますが、そのまま停止するまで踏み続けてください。ペダルを強く深く踏むためには適切な運転姿勢が不可欠なので、確認しておきましょう。

インストラクターによる急ブレーキの踏み方

運転姿勢の合わせ方

運転前に3ステップで調整を。慣れないと窮屈かもしれませんが、これが適切な運転姿勢です。

まとめ

  • 特に経験がないと、強いブレーキを踏むことが難しい場合がある。適切な運転姿勢や強いブレーキの踏み方を理解し、体験しておくことがいざという時の助けとなる。
  • 前提として急ブレーキを踏む必要がないよう、適切な速度と車間距離を保ち、前方に十分注意して安全運転をおこなうことが大切。

関連リンク

JAFでは自動車学校等で急ブレーキの体験ができる講習会(ドライバーズセミナー)を開催中。