昨年末年始、JAF出動は約10秒に1件!~年末年始のクルマ移動は事前点検と慎重な判断を~

ニュースリリース

本部MA2025-033
2025年12月18日

JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 坂口正芳)は帰省などクルマの利用が増える年末年始に備え、トラブル防止のための事前点検と雪道対策の徹底を呼びかけています。

昨年末年始の出動件数8万件超、最も多いのは「バッテリー上がり」

昨年末年始の期間(2024年12月28日~2025年1月6日)、JAFが出動した件数は8万2747件にのぼり、約10秒に1件の割合でした。
最も多い出動理由は「過放電バッテリー」(バッテリー上がり)です。
年末年始はクルマのトラブルが集中する時期であり、事前の点検が大切です。

▼昨年度ロードサービス出動理由
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/road-service-report/fy2024-season

▼日常点検15項目(私にもできるマイカー点検)
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/self-check/daily-15check

走れても止まれない!雪道でのノーマルタイヤの危険性

JAFは、6種類のタイヤを用いて圧雪路(雪が踏み固められた状態の路面)と氷盤路(凍結した路面)での制動距離実験を実施しました。

【圧雪路】

スタッドレスタイヤが最も短い距離で停止できた一方、ノーマルタイヤはその約1.7倍も制動距離が長くなりました。

【氷盤路】

ノーマルタイヤはチェーン装着時の約1.8倍も制動距離が長くなりました。

その結果、雪道でのノーマルタイヤは、スタッドレスタイヤなどと比べて明らかに制動距離が長くなることが分かりました。
雪道をノーマルタイヤで走行することは極めて危険です。スタッドレスタイヤやチェーンを必ず装着するようにしましょう。

▼「走れても止まれない、雪道のノーマルタイヤ」実験の詳細はこちら
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/snow/normal

年末年始は帰省や旅行などで多くの人が移動する時期ですが、急な冷え込みや路面凍結、大雪による交通への影響が発生する恐れもあります。
お出かけ前には必ず最新の天気予報を確認し、大雪が予想される場合は不要不急の外出を控えるなど、事前の点検や準備と慎重な判断を心がけましょう。