[A]クルマの点検をするとともに、無理のないドライブの計画を立てましょう。
- 燃料や冷却水、エンジンオイル、タイヤ空気圧など走行前に7項目を点検する。
- 積み荷のぐらつきなどの不具合がないか確認し、荷物の転落や飛散を防ぐ。
- 休息を入れた無理のない計画を立て、目的地までの交通情報を入手する。
高速道路を走行するときには、日常的に点検を行っている場合であっても、走行前の点検をおすすめします。まず、車両のトラブルによって高速道路上で停止するようなことがないように、以下の7項目を点検しましょう。
1. 燃料の量は十分か
2. 冷却水の量は規定の範囲内か
3. ラジエターキャップは確実に閉まっているか
4. エンジンオイルの量は適当か
5. ファンベルトの張り具合は適当か、また、損傷はないか
6. タイヤの空気圧は適当か(高速道路を走行する際には、取扱説明書などに従い空気圧をやや高めに設定)
7. タイヤの溝の深さは十分か
冷却水やオイルの点検方法は取扱説明書等に記載がありますが、万一不具合があった場合は、無理に走行せずディーラーや整備工場に相談しましょう。
また、高速で走行していると、トラック等の荷台に積載した荷物が転落、飛散しやすくなります。特に、レンタカーなど普段乗り慣れないクルマを借りたときは、あらかじめ荷物の状態を確認し、ぐらつきなどの不具合があれば積み直したり、ロープやベルト、シートなどで固定するとよいでしょう。
なお、高速道路上で、万が一故障によって停止するときは、停止表示器材を路面上に置かなくてはなりません。そのため、事前に停止表示器材(TSマークの付いたものが望ましい)も準備しておく必要があります。
そして、ドライバーの準備も不可欠です。寝不足や体調不良時には思い切って出発予定時刻を変更するなど、体調の回復を待ちましょう。高速道路では長時間の連続走行になりがちで、その場合疲労によって注意力が低下してしまいます。あらかじめ適当な休息時間を入れた計画にしましょう。また、大雨や霧、雪などの悪天候時には、インターチェンジが閉鎖されたり、高速道路が通行止めになることもあります。渋滞情報と合わせ、目的地までの交通情報にも気を配っておくと、ゆとりのあるドライブになることでしょう。
2022年04月現在