チャイルドシート取り付け状況の調査方法の詳細と判定基準(2024年調査結果)

2024年 チャイルドシート取り付け状況調査 警察庁・JAF合同調査

調査方法の詳細と判定基準

調査内容 使用中のチャイルドシートが、正しく安全に取り付けられているかを調査。
調査月日 2024年5月11日(土)~5月26日(日)※調査データ数不足があったため、6月に一部再調査を実施
調査場所 全国8地域(北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県)
調査方法 取扱説明書に準拠した取り付け状況の確認
調査対象 自動車に取り付けられたチャイルドシート(乳児用・幼児用に限る)
調査箇所数 合計16箇所
調査対象 431シート
  • 本調査では、乳児用シート・幼児用シート・学童用シートを総称して「チャイルドシート」という。

チャイルドシート取り付け状況

対象とするチャイルドシートは、乳児用および幼児用として使用しているものであって、車両と装置(製品)を座席ベルト又はその他の方法(ISO-FIXなど)で使用者が取り付けたものとする。

ただし、本調査では腰ベルトの張力を要しない乳児専用シートおよび装置と子どもを一体化して座席ベルトで拘束するベルト固定式タイプは対象外としている。

◇ワンポイントアドバイス

「腰ベルトの締め付け不足」が乳児用・幼児用ともに半数を超えており、一番多いミスユースとなっています。チャイルドシートが固定されていないと、万が一の交通事故や急ブレーキの時に思わぬ怪我を負わせてしまう危険性があります。膝などを使って体重をかけ、車の座面にチャイルドシートを沈み込ませて、シートベルトでしっかりと取付けましょう!

※「はじめてのチャイルドシートクイックガイド」では、チャイルドシートの取付け・着座方法やチェックポイントを紹介しています。

◇取り付け状況調査におけるチェック項目
--ミスユース--

(1)腰ベルトの締め付け不足(張力50N未満)
(2)座席ベルトの通し方間違い
(3)座席ベルトの長さ不足
(4)バックル側との不適合
(5)固定金具・クリップの不備・誤使用
(6)座面形状との不適合
(7)ロアアンカーの接続不良
(8)サポートレッグの調節不良
(9)トップテザーの調節(接続含む)不良
(10)車両シートに置いただけ
(11)その他