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[A]タイミングベルト切れは、何の前触れもなく突然やってきます。
- タイミングベルトの破損は突然なので、8~10万km程度で交換する。
- タイミングベルト切れで吸気バルブや排気バルブが動かずにエンジンが止まる。
- 破損を防ぐにはエンジンオイルと冷却液の適正な管理が大切。
クルマにトラブルが起こる前には、何らかの兆候があるものです。ところが、なかには何の前触れもなく突然やってくるものもあります。タイミングベルトの破損もそのうちのひとつです。したがって、タイミングベルトは切れる前、走行距離にして8万kmから10万km程度で交換する必要があります。
タイミングベルトは、エンジンのクランクシャフトと吸気バルブや排気バルブを開閉するカムシャフトを連動させるための重要な部品です。走行中にタイミングベルトが切れると、吸気バルブや排気バルブが開閉できなくなってエンジンが停止します。最悪の場合には、バルブの動くタイミングがずれることで、シリンダー内でピストンとバルブが干渉し、エンジン自体が深刻なダメージを負うこともあります。
また、オイルの状態やエンジンのオーバーヒートなどの影響によっては、交換の時期以前でもタイミングベルトが著しく劣化することもあります。とくにエンジンオイルの劣化でエンジンの回転部分の潤滑が不十分になると、ベルトに大きな力がかかって傷みを早めることになります。つまり、タイミングベルトの損傷を防ぐには、エンジンオイルと冷却液の適正な管理も大切というわけです。
さらに、冠水道路を走ってベルトが水に濡れた場合も傷みが早まります。その場合には、ほかにも浸水による影響の発生が考えられますから、早めに整備工場で点検してもらう必要があります。
2013年03月現在