1.ななめ座りをする
座り方を工夫することで、シートベルトが着用しやすくなるという「ななめ座り」をユーザーから教えていただきました。その方法を見てみましょう。
(1)浅く座り、体をドアのほうに向けて、シートベルトを引き出します。
(2)シートベルトをもったまま、バックル(差込口)が見やすくなるように体勢を変えながら(内側へ約45度~90度回転)、シートベルトを着用します。
(3)その後、深く腰掛けてシートベルトを正しい位置に直します。
JAFによる「後席シートベルトに関する
アンケート調査(2016年)」
詳しくはこちら
シートベルトのバックル(差込口)が見つからない!タング(金具)がバックルに差し込めない!という声をよく聞きます。そうした場合は、背もたれと座面の間にバックルが入り込んでいる、中央席のバックルに左右席のタングを差し込んでいる、などの原因が考えられます。
▲ 中央席(写真右)と左右席(写真左)では形状が異なりますが、違いは小さく、見た目での判別は困難です。
▲ 中央席のバックルには「CENTER」の表示がありますが、車内が暗い場合は視認できません。
乗車する人に、シートベルトの着用を促すのは、ドライバーの責任です!
着用の煩わしさを軽減する皆さんのアイデアをご紹介しています。
1.ななめ座りをする
座り方を工夫することで、シートベルトが着用しやすくなるという「ななめ座り」をユーザーから教えていただきました。その方法を見てみましょう。
(1)浅く座り、体をドアのほうに向けて、シートベルトを引き出します。
(2)シートベルトをもったまま、バックル(差込口)が見やすくなるように体勢を変えながら(内側へ約45度~90度回転)、シートベルトを着用します。
(3)その後、深く腰掛けてシートベルトを正しい位置に直します。
※このご意見はあくまでも参考です。ALR機能(シートベルトをすべて引き出すとロックされ、それ以上引き出せなくなり、巻き込みだけされる機能)のついたシートベルトでは、(シートベルトを最大まで引き出すことにより)正しく使用できない、または着用後、締め付けられる可能性もありますので着用時はご注意ください。
2.降車の際に準備する
レンタカーなどを借りると、乗車前に後部座席のシートベルトがあらかじめバックルに差し込まれていることがあります。これを参考にスムーズに着用する方法を見てみましょう。乗員はシートベルトを着用し直す必要がありますので、着用意識の向上にもつながりそうです。
(1)(あらかじめシートベルトが装着されている状態の)座席に浅く座ります。
(2)後ろ手でシートベルトをバックル(差込口)から取り外し、そのまま体の前に回し、シートベルトを着用します。
(3)深く腰掛け、シートベルトを正しい位置に直します。
(4)降車の際に、シートベルトを装着してから(車から)降りるようにすれば、着用意識が上がるのではないでしょうか。
3.タング(金具)とバックル(差込口)にシールを貼る
タングとバックルが一対であることを示すシールを貼ることも有効です。JAFでは、夜間や立体駐車場など暗いところでも光る「後部座席シートベルト用蓄光シール」を全国のVR体験キャラバン会場で配布しています。
4.ドライバーなど同乗者からの呼びかけ
(発進前に)「シートベルトを締めてね」、「シートベルト締めないと自分だけが怪我をするかもよ」、「シートベルトを着用しないと発進しないよ」、「いつもシートベルト締めてもらってありがとう」など、ドライバーのその一言が同乗者のシートベルト着用意識の向上につながります。
5.シートベルトを
バックル(差込口)に
差し込みやすくする
非自立式のバックルの場合(埋没しているように見える)、バックルをシート(座席)の間から取り出してシートベルトを着用する必要があります。そんな場合は、市販のリストバンドなどを使用してバックルを自立させるのも効果的です。
鎖骨の中央から肋骨、胸骨を通るように着用します。
ベルトが首にかかると、首の損傷につながるおそれがあります。
ベルトで骨盤の左右の腰骨を押さえるように着用するのがポイントです。腰ベルトがお腹を通ると衝突の衝撃で内臓を損傷する危険性があります。深く腰掛けることも重要です。
タング(金具)をバックルに差し込んだ後は、
肩ベルトを少し強めに横に引いて、腰ベルトのたるみを取り、
全体のねじれやよじれがないことを確認しましょう。
後部座席では、追突時に首への衝撃をやわらげるヘッドレストの高さの調節も大切です。
目と耳の延長線を、ヘッドレストの中心に合わせるのがコツ。
車同士の事故で最も多い追突事故からわが身を守るためにも、忘れずに調節しましょう。
皆さんの後席シートベルト着用を応援するために、JAFではグッズをご用意。
全国で開催中のVR体験キャラバンなどのイベントで配布しています。ふるってご参加ください。
両面印刷なので、車内外のいずれのガラス面に貼付できます。後部座席のドアガラスに貼ることでシートベルト着用を喚起します。
3パターンのデザインで各席ごとにシールを変えられるため、タングとバックルの正しい組み合わせが一目瞭然。蓄光タイプで、夜間や立体駐車場などでもスムーズに着用できます。
クルマに乗るすべての人に安全・安心なドライブを。
そんな想いでJAFはシートベルト着用の大切さを訴え続けています。