[A]始動するときはシフトレバーのポジションを確認し、ブレーキペダルは強く踏み込むようにしましょう。停止時はAT車の場合、「P」レンジに入れないとキーが抜けない構造になっています。
- AT車で鍵が回らず始動できない場合は、PあるいはNレンジかを確認。
- 原因がハンドルロックなら、ハンドルを左右に動かしてロックを解除。
- 一般的に、AT車はシフトレバーをPに入れないとキーが抜けない構造。
シフトレバーのポジションを確認しましょう
最近はリモコンキーを採用するクルマが増えましたが、キーを差し込んで回しエンジンを掛けるタイプも多く残っています。エンジンの始動と停止を行うキーシリンダーは、多くのクルマはハンドルの根元にあり、「LOCK」「ACC」「ON」「START」の4つのポジションがあります。LOCKはハンドルロックの意味、ACCはエアコンやオーディオなどアクセサリーを使うときのポジションで、ONでクルマ全体に電源が入り、STARTでセルモーターが回るという仕組みです。STARTは手を離すとONに戻るようになっています。
エンジンを始動するとき、ブレーキペダルを踏んでいないことが原因でキーが回らない場合があります。踏み込みが弱いと踏んでいないと判断されるので、ブレーキペダルは強く踏み込むようにしましょう。さらにハンドルロックが原因でキーが回らないこともあります。このときはキーを鍵穴に差して回しながらハンドルを左右に動かすことで、ロックが解除されます。
AT車の場合は、シフトレバーが「P」、「N」レンジ以外ではACCまでキーは回りますが、エンジンは始動できません。一方MT車では、緊急脱出などを考えて、ギアが入っていてもエンジンが始動するようになっています。通常の始動ではそれを防ぐために、ギアがニュートラルにあることを確認し、クラッチを踏んでキーを回すようにしましょう。
キーが抜けないときは?
逆にエンジンを停止させたときに、キーが抜けないことがあります。AT車の場合は、一般的にPレンジに入れないとキーが抜けない構造になっているので、まずシフトレバーのポジションを確認しましょう。MT車はギアボジションがどこでもキーを抜くことはできますが、停止後にギアをローあるいはリバースに入れておくとPレンジ同様、坂道での転動を防止できるので安全です。
一部の車種では、鍵穴の周辺にキーを抜くためのボタンが設置されていることがあります。このボタンを設置しているクルマでは、ボタンを押しながらキーを回さないと抜けません。
2024年07月現在