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[A]ほかのクルマの走行に邪魔にならない場所に停止させて、エンジンを停止せずに、ボンネットを開けましょう。
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- オーバーヒートの原因は、冷却系やオイル類などの不具合による。
- 安全を確認して停車し、ボンネットを開けエンジンは停止しない。
- オーバーヒートに気付かないと、走行中にエンストの危険性がある。
オーバーヒートとは、エンジンの発生熱量が、冷却性能を上回ってしまった場合に起きるエンジントラブルです。原因となるのは、冷却系やオイル類などの不具合です。また、長い坂道での低いギア走行や、渋滞時のノロノロ運転が長時間続くと、オーバーヒートが起きやすい状況になります。
オーバーヒートが起きた場合には、周囲の安全を確認したうえで、ほかのクルマの走行に邪魔にならない場所に停止させます。そして、ボンネットを開け、エンジンルームの風通しをよくします。すぐにエンジンを切ってしまうと、冷却水が循環せずに、一気に温度が上昇したり、エンジンオイルの循環が停止し、油膜切れを起こしてエンジンが焼き付く可能性がありますので、エンジンを停止せずに、そのままかけておく必要があります。
※ただし、冷却ファンが回っていないときや、冷却水等が漏れているときは、ただちにエンジンを止めて自然冷却してください。
また、エンジンルームが高温になっているため、ボンネットを開けるときは十分に注意してください。
オーバーヒートを起こした原因によっては、再度エンジンを始動することもできますが、可能であれば、そのまま速やかに救援を呼び、整備工場でオーバーヒートの原因を調べたほうがいいでしょう。
オーバーヒートの原因としては、冷却水不足・漏れや、エンジンオイル不足・漏れなどが考えられます。ほかにも、ウォーターポンプを回すベルトの緩み、ウォーターポンプや冷却用ファンモーター、サーモスタットなどの作動不良をはじめ、ラジエータ内部の冷却液の循環不良などが考えられます。
なお、オーバーヒートしたことに気付かず、そのまま走り続けた場合、走行中にエンストを起こし、大変危険なうえ、その後、最悪の場合エンジン交換ということにもなりかねません。
2013年03月現在