{973AB520-B30C-4F7C-82FE-8FB3A988EFAD}
[A]そんな現象が起きた場合、原因の多くはタイヤを含めた足回りにあります。
- タイヤの空気圧が左右で違うという原因が多いので、まず空気圧を点検。
- 片方のブレーキの戻りが悪く、引きずった状態になっていることも。
- アライメントの狂いにより、タイヤがうまく接地していない場合もある。
まずはタイヤの空気圧をチェック
まっすぐな道路を走っているのに、ハンドルが左右どちらかに取られてしまう、そんな現象が起きた場合、原因の多くは足回りにあります。まず多いのが、タイヤの空気圧が左右均等でないことで、空気圧の低い側が抵抗となってまっすぐ走らなくなります。タイヤの空気圧は自然に減少するものです。こまめにチェックすることをおすすめします。
タイヤの空気圧は適正なのにまっすぐに走らないという場合、まずはブレーキのトラブルが考えられます。いわゆるブレーキの片効きで、片方のブレーキだけ戻りが悪く、タイヤとの間で引き擦りを起こし、それが直進性に影響している状態です。
アライメントにも気を配りたい
アライメント(ホイールアライメント)の調整不足によることもあります。アライメントとは、簡単に言えばホイールの取り付け角度のことです。サスペンションは、多数のアームやリンクによって三次元的に構成され、走行安定性などを高めるために、ホイールに微妙な角度をつけています。これがアライメントです。
アライメントは新車時は規定の数値に調整され、その後も車検や定期点検などで確認されますが、大きな段差に乗り上げたり、縁石にタイヤを強くぶつけたりするなど、外的な衝撃が加わると狂いが生じて、まっすぐ走らなくなることがあります。
アライメントは、長期間にわたってクルマを使用することで、サスペンションの付け根にあるブッシュの摩耗が進んだりしたときにも、狂ってしまうことがあります。そのまま走行を続けると、タイヤが偏摩耗してしまい、アライメントを直しても偏摩耗で進路が乱されることがあるので注意しましょう。
症状と原因
症状 | 原因 |
---|---|
まっすぐな道なのにハンドルが取られる | タイヤの空気圧の不均衡 |
タイヤ空気圧は正しいのにまっすぐ走らない | ブレーキの片効き、あるいはアライメント(ホイールアライメント)の狂い |
タイヤの扁平率を変えた直後にハンドルが取られるようになった | ロープロファイル化によるワンダリング |
2024年10月現在