[Q] 真っ直ぐな道でハンドルをとられる。考えられるトラブルは?

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[A]そんな現象が起きた場合、その原因の多くは、足回りにあります。

  • タイヤ空気圧の不均衡に起因する場合が多く、まず空気圧を点検する。
  • 片方のブレーキの戻りが悪く、タイヤを引きずった状態になっている。
  • ホイールアライメントの調整不足で、タイヤがうまく接地していない。

まっすぐな道路を走っているのに、ハンドルが左右どちらかに取られてしまう、そんな現象が起きた場合、その原因の多くは、足回りにあります。まず多いのが、タイヤ空気圧の不均衡。これが左右均等でないと、空気圧の低い側が抵抗となってまっすぐには走れません。タイヤの空気圧は自然と減少するものです。こまめにチェックすることをおすすめします。

タイヤの空気圧は適正なのにまっすぐに走らない、という場合、次のふたつの理由が考えられます。ひとつ目が、ブレーキのトラブルです。いわゆる、ブレーキの片効きといわれる状態で、片方のブレーキだけ戻りが悪く、タイヤとの間で引き擦りを起こしています。

ふたつ目が、ホイールアライメントの調整不足によるものです。ホイールアライメントとは、簡単にいえばタイヤの取り付け角度のことです。サスペンションは、一見、がっちりと固定されているように思えますが、多数のアームやリンク(接続部)によって三次元的に構成され、タイヤをうまく路面に接地させようと、走行中は前後左右に絶え間なく動いています。大きな段差に乗り上げたり、縁石にタイヤを強くぶつけたりするなど、外的な衝撃が加わると、ホイールアライメントに狂いが生じて、結果的にクルマはまっすぐ走らなくなることがあります。このホイールアライメントは、長期間にわたって空気圧の不均衡なタイヤで走っているだけでも狂ってしまうことがあります。サスペンション自体のどこかに損傷がある場合も、ホイールアライメントの狂い、という現象で表れることが多いようです。

症状と原因

症状 原因
まっすぐな道なのにハンドルが取られる タイヤの空気圧の不均衡
タイヤ空気圧は正しいのにまっすぐ走らない ブレーキの片効き、あるいはホイールアライメントの狂い
タイヤの扁平率を変えた直後にハンドルが取られるようになった ロープロファイル化によるワンダリング

2013年03月現在

 

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