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[A]ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、クルマに搭載した専用のセンサーとコンピューターを用いたシステムが、アクセル操作とブレーキ操作の両方を自動的に行ない、運転を支援する機能です。
- アクセルやブレーキ操作を自動で行い、前走車の追従走行などが可能。
- 信号や踏切、急カーブなどには対応していないので、一般道路では使用を控える。
- 追突抑制や疲労軽減など利点は多いが、あくまで運転支援機能と認識する。
ACCとはどんな装備なのか
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、クルマに搭載した専用のセンサーとコンピューターを用いたシステムが、アクセル操作とブレーキ操作の両方を自動的に行ない、運転を支援する機能です。前走車がいる場合、センサーがそれを検知し車間距離を一定に保ちながら走る「追従走行」が可能です。また、前走車がいない場合は、ドライバーが任意に設定した速度を維持して走ります。
安全なACCの使い方とは
ACCではシステムが自動的に車間距離を調整しますが、周囲の交通状況やドライバーの好みに応じて任意で設定することも可能です。車間距離の設定は「近め/標準/広め」といった3段階から選べるものから、5段階程度と詳細に設定できるものまで、車種によってさまざまなタイプが存在します。ACCのセンサーは急カーブでは前走車を検知できない可能性があり、信号や踏切には対応するシステムではないため、一般道では使わず、高速道路などの自動車専用道路で使用しましょう。
ACCを使うメリットは?
ACCは前走車や周囲の交通状況に応じて自動的にアクセルやブレーキ操作が行なわれますが、これによりドライバーには2つのメリットが考えられます。①安全な車間距離制御による追突抑制。②アクセルやブレーキ操作の自動化によるドライバーの疲労軽減(とくに低速渋滞時)。このようにACCはドライバーの身体的・精神的な負担を軽減し、安全快適な運転環境の提供が期待されますが、過信は禁物です。悪天候時にはセンサーが前走車を検知できない場合があり、システムが自動的に行なうアクセル操作やブレーキ操作には制限があります。ACCはあくまでドライバーの運転を支援する機能なので、システム任せにはせず、ドライバーはいつでもアクセルやブレーキ操作ができるよう準備しておきましょう。
2024年06月現在