[Q]エンジンに付いているベルトの種類と役目が知りたい

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[A]エンジンについているベルト類には、エンジンの内部に組み込まれているタイミングベルトを除くと、ファンベルトやオルタネーターベルト、エアコンベルト、パワーステアリングベルトなどがあります。

  • 1~3本のベルトでファン、エアコンなどの補機類を回転させる。
  • ベルト類が切れると、それぞれ駆動している機構は作動しなくなる。
  • パワーステアリングベルトは、切れると途端にハンドルが重くなる。

エンジンについているベルト類には、エンジンの内部に組み込まれているタイミングベルトを除くと、ファンベルトやオルタネーターベルト、エアコンベルト、パワーステアリングベルトなどがあります。ただし、エンジンの種類によっては、1本のベルトでエアコンやパワステなどをすべて駆動しているものもあれば、2~3本のベルトが、それぞれ必要な補機類を回転させているものもあります。

こうしたベルト類は、もし切れてしまうと、それぞれ駆動している機構が作動しなくなります。たとえば冷却用のウォーターポンプを駆動しているベルトが切れるとエンジンはオーバーヒートしてしまいます。また、発電用のベルトが切れると充電できなくなり、バッテリーが上がってしまいます。

そのなかでも、もっとも運転に直結するものがパワーステアリングベルトです。切れることは非常にまれですし、万が一切れた場合でもステアリングの操作は可能です。しかし、実際に切れた瞬間は、突然驚くほどハンドルが重くなりますので、危険度はかなり高いといえるのです。従って、定期点検時にはきちんとゆるみをチェックし、状態に応じて適宜交換することが必要です。

2013年03月現在

 

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