[Q]クルマで踏切を渡る時の注意点は?

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[A]とにかく安全に渡ることが大切です。踏切を渡っている途中で遮断機が降りてしまっても、落ち着いて速やかに踏切の外にクルマを出しましょう。

  • 警報機が鳴りはじめたら、踏切の直前で停止し列車の通過を待つ。
  • 踏切の横断中に遮断機が降りたら、落ち着いて速やかにクルマを脱出させる。
  • 踏切内でクルマが動けなくなったら、警報機付近にある非常ボタンを押す。

踏切の安全な渡り方

踏切の安全な渡り方

踏切では遮断機や警報機の作動の有無に関係なく、直前で一旦停止をして、前方および左右の安全を確認した後でなければ進行してはいけないことが、道路交通法第33条でも定められています。このときに運転席の窓を少し開けて、警報機や列車の音が聞こえないか確認すると、より確実です。警報機や遮断機がない踏切の場合は、列車の接近確認がとくに重要です。信号機の付いている踏切については信号の表示に従って、停止せずに進むことができます。これも第33条に記してあります。
警報機が鳴らず、遮断機が降りていない場合でも、前方にクルマがいて進路がふさがれているときは踏切に進入してはいけません。こちらは道路交通法第50条で規定されています。踏切には、渡りきるまでに距離のあるものや、2つの踏切が連続していて、その中間に停止ゾーンがあるものなど、見極めが難しいものもあるので、無理は禁物です。

踏切内でのすれ違いは左右に余裕をもって慎重に行います。レール部分は鉄でできているため、雨や雪の場合にスリップしやすいので注意が必要です。MT(マニュアルトランスミッション)車ではエンストを防止するために1速ギアのまま、変速せずにゆっくりと抜けるようにしましょう。

渡っている最中に遮断機が下りた場合

渡っている最中に遮断機が下りた場合
踏切内で動かなくなった時

警報機が鳴りはじめたら、踏切の直前あるいは停止線で停止し列車の通過を待ちましょう。
もし踏切を渡っている途中で遮断機が降りてしまったら、落ち着いて速やかに踏切の外へクルマを脱出させましょう。警報機が鳴り始めてから約30秒、遮断機が降りてから約15秒で列車がやってきます(JR西日本の場合)。最近の遮断棒はクルマで押しても折れずに斜め上に持ち上がるような構造のため、押し切れば脱出することができます。
また線路が複数存在する場合、一本の列車が通過して終わりではなく、続いて列車が来る場合もあるので注意してください。
踏切によっては幅や高さに制限があるので、手前の標識や看板などで確認しましょう。無理に進入すると踏切内で動けなくなってしまう場合があります。万が一、脱輪やエンストなどによって踏切内でクルマが動かなくなった場合は、すみやかにクルマを降りて警報機付近に設置されている非常ボタンを押し、列車に自車の存在を知らせます。その後、表示されている連絡先に連絡しましょう。非常ボタンがない場合は、クルマに搭載している発炎筒を使って危険を知らせるようにしましょう。

2025年12月現在

 

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