【ネイチャーセラピスト豊島大輝さんに聞いた！】ありのままの自分に立ち返る、今話題の「リトリート」特集

約16万5,000平方メートル、東京ドーム3つ半ほどの広さを誇る公園には、池を中心に梅・桜・藤・菊・紅葉、そして雪化粧まで、季節ごとに移ろう彩りが息づき、いつ行っても、表情を変えるのが魅力で、私（豊島）も数年に一度は、導かれるように訪れる場所です。

勝海舟や松尾芭蕉、高浜虚子の石碑が点在し、時を超えて漂う“静かな気”に包まれるのがこの場所の魅力です。
この「物思いで時を超える」瞬間は、私が提唱しているリトリート（転地療法）そのものです。

そして三の池のほとりにたたずむのが、成田山書道美術館。
この場所には“書”の世界に生きた名人たちの「生き方」が、今も静かに息づいています。

日本の江戸時代から現代までの書を中心とした名品が並び、筆跡の一画一画に、当時の人々の呼吸と祈りが宿り館内の静けさに耳を澄ませると、自分の心の音がふと聞こえてくるようです。

展示を見終えたら、また公園を散策します。木漏れ日の中で深呼吸し、忙しさの中で忘れていた“間”の感覚が戻ってくるようなスローな時間。
これこそがドライブ・リトリート。急いで走ることだけが目的ではなく、目的地で立ち止まってこそ得られる旅の余白です。

房総半島の中央部にある亀山湖は、朝は霧に包まれ、昼は渓谷の風が心地よく、夜には満点の星空が降り注ぐ自然豊かな場所です。

そんな自然の懐に抱かれた亀山湖畔に「亀山温泉ホテル」が佇んでいます。
ここは「自然体験型リトリート」をテーマに、忙しさから離れ、自然の中で自分を見つめ直す時間を過ごせる日帰りのOKのリトリートスポットです。

この地を訪れたら、ぜひ体験してほしいのが、チョコレート色の天然自噴温泉。
地下2,000メートルから湧き上がる温泉は太古の植物成分を含んだ成分によって濃い褐色に染まり、朝日を浴びるとチョコレート色とも、赤ワイン色とも言える美しい輝きを放ちます。

肌に触れると驚くほどなめらかで、まるで美容液に浸かっているようなつるすべ感。
温泉は大地からの贈り物、五感が自然のリズムに溶けていく瞬間です。

温泉で心身がゆるんだ後は、亀山湖畔で静けさを味わったり、湖畔の森で深呼吸をしたり、周辺の自然を満喫する事が出来ます。

リトリートに特化した亀山温泉の新ブランド「亀山温泉リトリート」では、焚き火を囲んでの内観ワークやヨガ体験、ネイチャーセラピストによるレイクセラピーもおすすめです。
お子さまには昆虫観察、大人には星空観察など、スタイルに合わせた過ごし方ができるのも魅力です。

▼亀山温泉リトリートの詳細はこちら（外部サイトに遷移します）▼

こちらは、本特集を監修させていただいた私（豊島）が担当しています。
帰り道では、きっと行く道を急いでいた時よりも、車のアクセルも心のアクセルも緩んでいることでしょう。

いかがでしたか？
リトリートとは、社会の一部としての「人」が、ありのままの自然の一部である「ヒト」に還る旅です。

最近では、高級リゾートホテルなどで行われる特別なプログラムとして注目されていますが、実は日帰りでも十分に楽しむことができます。
気軽に参加できる日帰りリトリートや、記念日などの節目に行う“ごほうび型”の宿泊リトリートなど、ライフスタイルに合わせて取り入れることで、
きっと皆さんもいつの間にか「リトリートの達人」になっていることでしょう。

さらにハードルを下げた、日常の中で気軽にできる「プチ・リトリート」も、著書『しつこい疲れがみるみるとれる！リトリート休養術』の中で紹介しています。そちらもぜひ読んでみてくださいね。
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