【JAF新潟】冬の時期…歩行者事故にご注意を!
お知らせ 新潟
2024年11月25日
2022年・2023年、新潟県内における歩行者事故は合計で948件
横断中の事故は596件、歩行者事故の62.8%を占める
新潟県警察の交通年鑑(令和4年版・5年版)によると、2022年・2023年の歩行中に発生した事故件数は合計948件で、うち596件が横断中の発生した件数です。これは、歩行中に発生した事故のうち62.8%を占めます。同データから、新潟県内では11月から2月にかけて発生件数が増加しているということが分かりました。冬は日没が速いことに加え、雨や雪で視界が悪くなり、事故につながる恐れがあります。これらのことから、JAF新潟支部では安全な歩行と自動車の運転を呼びかけています。出典:新潟県警察「交通年鑑(令和4年版)」「交通年鑑(令和5年版)」
歩行者も注意!!歩行者用信号の意味を再確認
普段横断歩道を渡るとき、信号が表す意味を理解して渡っていますか?道路交通法施行令によると、青信号は「進行することができる」赤信号は「横断してはならない」青信号の点滅は「横断を始めてはならない。速やかに横断を終えるまたは引き返す」と定められています。青信号から点滅に変わったとき、「急いで渡らなくちゃ!」と慌てて走って渡り始めていませんか?
…車は急には止まれません。それに、横断歩道を急に横断しようとする歩行者の動きは予測が困難な場合があります。事故を防止するためにも余裕を持った行動が重要であるといえます。事故を防止するためのポイントについてお伝えをしてまいります。
出典:e-Govポータル「道路交通法施行令」
…車は急には止まれません。それに、横断歩道を急に横断しようとする歩行者の動きは予測が困難な場合があります。事故を防止するためにも余裕を持った行動が重要であるといえます。事故を防止するためのポイントについてお伝えをしてまいります。
出典:e-Govポータル「道路交通法施行令」
雨や雪が降る季節…事故を防止するためにできること
歩行者側ができること
先述の歩行者用信号の意味を踏まえて、それを理解しルールを守ることがまず大切です。あわせて、横断歩道においては、歩行者が優先となりますが過度な優先意識を捨てて無理な横断はしないようにしましょう。
新潟県では冬になると、雪や雨が降る機会が増える傾向にあります。特に悪天候時などには、ドライバーから認識されにくく見落とされる可能性があります。場合によっては、手を上げる、顔や身体をドライバーに向けるなどして横断の意思をドライバーに伝え、信号の有無にかかわらず車が止まったことを確認してから横断するようにしましょう。(※)また、夜間においては、明るい色の服を着用したり、反射材を活用するなどすることも有効です。
(※)新潟県警察では、歩行者が道路を渡る際の横断意思をドライバーに伝える方法として、「渡るよサイン」を推進しています。詳細につきましては、下記のリンクよりご確認ください。
新潟県では冬になると、雪や雨が降る機会が増える傾向にあります。特に悪天候時などには、ドライバーから認識されにくく見落とされる可能性があります。場合によっては、手を上げる、顔や身体をドライバーに向けるなどして横断の意思をドライバーに伝え、信号の有無にかかわらず車が止まったことを確認してから横断するようにしましょう。(※)また、夜間においては、明るい色の服を着用したり、反射材を活用するなどすることも有効です。
(※)新潟県警察では、歩行者が道路を渡る際の横断意思をドライバーに伝える方法として、「渡るよサイン」を推進しています。詳細につきましては、下記のリンクよりご確認ください。
ドライバーができること
大前提として、横断歩行中者などの保護はドライバーの義務です。横断歩道に人がいないことが明らかな場合を除いて、横断中もしくは横断しようとしている歩行者の通行を妨害してはなりません。冬期においては、降雪などにより視界が悪くなり、歩行者を見落とすリスクが高まります。特に夜間などでは、歩行者を早めに発見できるように早めのライト点灯と上向きライト(ハイビーム)を活用しましょう。また、雪が積もると歩道や路肩が雪で埋まり、歩行者が車道を通行・横断することや滑って車道側に転倒する危険性があります。圧雪や凍結路面では、ブレーキをかけてもスリップして止まれないケースもあるため、余裕を持った運転が必要です。
これらのことから、冬期特有の道路環境においては、万が一の時に備えて速度を落としたり周囲との距離を多めにとって事故防止に努めることが重要です。
(※)以下のお写真は、新潟県内で撮影したものです。
豆知識:雪国の信号機は「縦型信号機」
当ページでは簡単にではありますが、「信号機」について触れました。そこで、ここで雪国新潟ならではの豆知識をお伝えします!自動車用の信号機というと向かって左から青・黄色・赤と横に並んでいる形を思い浮かべる方も多いかもしれません。さて、皆さんは、北海道・東北・新潟など降雪量が多いエリアでは「縦型の信号機」が多いのをご存じでしょうか?その理由として、縦型の方が信号機に雪が積もる面積が少ないためだそうです。縦型にすることで、信号機の故障・支柱が雪の重さで曲がる・視認性の低下などさまざまなトラブルを防ぐことにつながります。
円滑な交通のための信号機が雪で視認性が悪くなったり故障してしまったら、大変なことになってしまいますよね。日々の何気ない歩行中や運転中などに信号機の形式にも注目してみると面白いかもしれません。
参考:十日町市ホームページ