例年より早い梅雨入り!無理は禁物、ロードサービス隊員が体験した「大雨時の運転で気を付けたい4つのこと」とは?

お知らせ 福岡

2021年05月21日

大雨時はクルマ関連のトラブルが増える傾向にあります

JAF福岡支部では、クルマに関する情報を配信しています。

 1951年の統計以来2番目に早い梅雨入りをむかえ、福岡ではどんよりとした天気が続いています。昨年は7月3日(金)から8日(水)にかけて九州で記録的な大雨となった「令和2年七月豪雨」があり、各地で道路の冠水が発生しました。7月3日(金)0時から9日(木)24時までの間、冠水路を走行したことなどによるロードサービス救援要請は、福岡県で525件ありました。


いつゲリラ豪雨や集中豪雨が発生するかわかりません。救援要請依頼を受けて現場に出動したロードサービス隊員が感じた、大雨時のクルマの運転について気を付けるべきポイントをお伝えします。

JAFユーザーテストより

万が一にも備えよう!4つのポイント

①路面状況に注意
ロードサービス救援要請は水に浸かったことによるものだけではなく、冠水による路面状況が分からないことによる脱輪なども多いです。
②冠水路は無理に進まない
クルマが水につかると水深によってはドアにかかる水圧がかなりのものとなり、外へ脱出するのが困難になる場合もあります。 
またクルマの車重は1トン以上ありますが、気密性が高いため水に浮いてしまうこともあります。浮いて流される可能性もあるの気を付けましょう。
③緊急脱出用品の事前準備を!
自動車に使われてる強化ガラスや合わせガラスは、簡単には割ることができません。
万が一車内に閉じ込められた時のために緊急時脱出ツールを搭載しておきましょう。また、ツールの保管場所はいざという時すぐに手の届く場所にしましょう。
④避難ルートは事前に把握
冠水した道路に出くわして引き返せないということにならないよう、自治体が発行している「ハザードマップ」などで事前に自宅や勤務先周辺の危険個所を把握しておきましょう。

 

JAFでは実験・検証動画を公開しています。
水深何cmまで運転席ドアは開くか?(セダン)
水没時、何を使えば窓が割れる?
冠水路走行テスト(セダンタイプ)
ぜひ、ご視聴ください。

その他、気を付けることは?

福岡支部ロードサービス隊長より一言
エンジンをスタートスイッチで始動するタイプなど、スマートキーを採用しているクルマの多くは電装系が冠水するとシフトやパーキングブレーキが解除できなくなります。そのまま車両を路上に放置すると、緊急車両などの通行の妨げになります。大雨時は、冠水の恐れのある場所に出掛けることを避けましょう。