チャイルドシート 取り付けのキホン

お知らせ 愛知

2024年04月01日

チャイルドシートは、何歳まで?前向きはいつまで?取り付け方がよくわからない!など、お悩みを解決しましょう。

ここでは基本的なチャイルドシートの取り付け方法をご紹介します。
これからチャイルドシート取り付けられる初心者の方はもちろん、現在すでにチャイルドシートを使っている方もこの機会にぜひ一度確認してみてくださいね♪

「チャイルドシートの取り付け位置は、どこにつけるの?」
「チャイルドシートの向きは前向き?後ろ向き?」
「チャイルドシートの説明書を見て取り付けたけど、大丈夫か見てもらいたい」
「シートベルトで固定するってどれくらい締めればいいの?この緩みは大丈夫?」
「チャイルドシートがグラグラしているけど、これはいいの?」
「チャイルドシートの肩ベルトが伸びない?」
「チャイルドシートのシート部分を洗濯したくても、そのあと取り付けられるか不安でしょうがない」
など、疑問をお持ちの方が多くいらっしゃいます。

こちらで紹介しているのは、多くのチャイルドシートに共通する取り付けポイントを紹介しています。製品ごとの取り付け方は、製品付属の取扱説明書をご覧になるか、JAFの主催するチャイルドシート取り付け点検(無料)にお越しいただくか、最寄りの支部にお問い合わせください。

JAF各支部では定期的に「チャイルドシート取り付け点検」を開催し、JAFインストラクターが一緒にチャイルドシートの取り付け状態を点検し、取り付けのポイントなどをアドバイスします。
ご希望の方はページ最後の「各支部の講習会情報」からご確認ください。

まずはこれをチェック!チャイルドシートの向き、どこの座席に取り付けたらいいの?

実際にチャイルドシートの取り付けを始める前に、チャイルドシートの取扱説明書やチャイルドシートの向き、座席の形状など基本的な事項を確認しておきましょう。
チャイルドシートの向きは、新生児から体重がおよそ10kgになるまでの間は、進行方向に対して後向きに取り付けて使用します。
また、どの座席に取り付けるかも重要なポイントです。助手席はエアバッグが作動した際にお子様を傷つける恐れがあり大変危険です。
チャイルドシートは後部座席、できればお子様をより安全に乗せ降ろしができる歩道側(左側)に取り付けるようにしましょう。

取扱説明書

チャイルドシートの取扱説明書を用意しましょう。取扱説明書が無い場合でも、ウェブ上で閲覧やダウンロードができます。お使いのメーカーのホームページを一度ご確認ください。

チャイルドシートの向き

お子様の年齢に合わせて取り付けの向きを決めてください。
(写真は前向き取り付け)

ISOFIX(R129)なら

座席に直接はめ込むISOFIXタイプなら、シートベルトで締め付ける必要がなく、取り付けも簡単です。

チャイルドシートの取り付け方

所要時間は約30分!さっそく取り付けていきましょう

【1】設置

取り付けの向きを決めたら、まずは車のシートに沿うようにチャイルドシートを設置します。座面と背もたれにチャイルドシートをぴったり付けて置きます。

【2】固定

シートベルトを通す場所をよく確認しながら座席に固定していきます。チャイルドシート本体に、シートベルトを通す位置のガイドが書かれているものもあります。

【3】締め付け

シートの座面を沈み込ませて取り付けます。しっかりと体重をかけて、ぐらつきのないようにシートベルトを引っ張りながら締め付けます。

【4】調節

調節用ベルトを引っ張り、ハーネス(子ども用安全ベルト)の高さや締め付け具合を調節します。

取り付けのポイント

少しの工夫で取り付けやすく、少しの確認でより安全に。
取り付けのポイントをご紹介します。


ヘッドレスト

チャイルドシートの背面がヘッドレストと接触しチャイルドシートが安定しない場合は、ヘッドレストを外してチャイルドシートの背面を車両のシートと密着させましょう。


肩ベルト(ハーネス)の締め付け

肩ベルト(ハーネス)が緩いと子どもが飛び出して危険です。大人の指が滑り込む程度を目安に、肩ベルト(ハーネス)を適度に締め付けましょう。

後ろ向き

赤ちゃんが上方向に動かないように、肩をぐるりと回りこむように肩ベルト(ハーネス)を調節します。


前向き

子どもの肩より高い通し穴から肩ベルト(ハーネス)が出ているようにします。


チャイルドシートはいつまで?チャイルドシートを卒業しても、身長約140㎝まではジュニアシートが必要です

道路交通法では、2000年4月1日から6歳未満の幼児を乗車させる場合にはチャイルドシート(またはジュニアシート)を使用することが義務づけられています。
また、車両の大人用のシートベルトは身長約140cm以上の体型に対して有効な働きをするため、年齢が6歳を超えても、まだ身体の小さな子供にはチャイルドシートやジュニアシートを使うようにしましょう。
チャイルドシートやジュニアシートにはそれぞれ対象年齢があり、子供の成長に合わせて交換する必要があります。

子どもの安全のために不可欠なチャイルドシートですが、実は多くの人が正しく取り付けられていません。チャイルドシートの取り付けが不安な方は、ぜひJAFの「取り付け点検」にご参加ください。
 (ミスユース(※)はチャイルドシート使用者の38.1%、「2023年度 JAF・警察庁 チャイルドシート使用状況全国調査」より)

※ミスユースとは、チャイルドシートの取り付け間違い、ベルトのゆるみ、通し方間違いなどチャイルドシートの誤用のこと。


さいごに

~ミスユースの半数以上が、チャイルドシート本体を締める(固定する)シートベルトの締付け不足
※乳児用シート:腰ベルトの締付け不足=56.4% 幼児用シート:腰ベルトの締付け不足=62.8%
2023年度 JAF・警察庁 チャイルドシート使用状況全国調査」より)

きちんと取り付けができているかどうか、最後にもう一度確認を。

万が一の時にかかる負荷は想像以上に大きいため、シートベルト固定タイプのチャイルドシートは少し力をかけて腰ベルトの締付けをおこなってください。
また取り付け後も、定期的に腰ベルトのゆるみがないかチェックしましょう 。

JAFでは会員無料・マンツーマンの「チャイルドシート取り付け点検」も実施しています!
お使いのチャイルドシートについて詳しく相談・質問していただけますので、各支部の開催情報をぜひご確認ください。


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