「バックモニター」だけで確認。子ども見落としに要注意!実写版 危険予知トレーニング」に動画6本を公開

ニュースリリース

本部広報2019-08
2019年05月31日

JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 矢代隆義)は、さまざまな交通場面から危険を予測するトレーニング「実写版 危険予知トレーニング」の動画を6本新規制作し、5月31日(金)からホームページとYouTube公式アカウントで公開しました。

■危険予知トレーニングとは

交通安全教育において事故防止効果のある手法とされており、道路交通に潜む危険を事前に予測し、適切に対応することにより交通事故を未然に防止しようとするものです。“安全”に危険な場面を覚えることで、予測する能力のトレーニングになります。

■駐車スペースからバックで出る際に「バックモニター」だけで確認、危険を実感。

今回公開した動画は、「交差点編(2テーマ)」「歩行者編」「夜間編」「駐車場編」「直線道路編」の6本です。このうち「駐車場編」では、以下の流れで動画を構成しています。

場面:
駐車スペースからバックで出ようとしている
内容:
①バックモニターを見て後方の安全を確認しながらハンドルを右に切ってバックしようとしている
②モニターに気を取られ、車の左側を通り抜けようとしていた子どもに気づかず危うく事故になる
結果:
モニターは運転席から見えにくい車の後方を確認できる便利な装備であるが、車の側方は映らないのでモニターだけを見てバックすると危険である。

特にミニバンやSUVのような車体の大きい車は死角も大きく、背の低い子どもは見落としがちになりますので、駐車場では子どもの存在に十分注意して、バックする際はバックモニターだけでなく、ミラーや目視でも確認するようにしましょう。

【トレーニングの流れ】

  • 1.映像を見ながら次に何が起こるか考える
  • 2.潜んでいた危険を見る
  • 3.ヒント・ポイントの解説
  • 4.別の視点からも見る

■特設サイト「実写版 危険予知トレーニング」

本動画は特設サイト「実写版 危険予知トレーニング」で視聴いただくことができます。今回公開した内容のほかに「高速道路編」や「バイク編」など、さまざまな場面を想定した動画を公開しております。JAFでは、今後も新たな動画の公開を予定しており、交通安全に役立つコンテンツの充実をはかっていきます。

▼JAFホームページ 実写版 危険予知トレーニング:
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/kyt/

▼YouTube公式アカウント:
https://www.youtube.com/playlist?list=PLJfKB1JtrvvsGBWa6epvIntxWVs4-zGGP

■「交通安全3分トレーニング」

「実写版 危険予知トレーニング」は「交通安全3分トレーニング」としても使用されています。「交通安全3分トレーニング」とは、日替わりで毎日異なる問題が出題され、動画を見て解答すると、危険度ランクや注意すべきポイントの解説が見られます。受講後には「受講完了証」も発行(画像保存)できますので、個人の方だけでなく、企業や職業ドライバーの社内安全教育にも活用可能です。新入社員向けの講習など、安全運転のためにぜひお役立てください。日頃から継続的にトレーニングを受講することで意識向上にもつながります。

▼交通安全3分トレーニング:
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/road-safety/

  • 「受講完了証」は、社内等で受講証明として活用することができます。