[Q] 運転中に体調不良になったときはどうすればいいの?

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[A]ドライブ中に体調が不良になったり、不安を感じたりしたら、クルマをすぐ路肩に止めて様子を見ましょう。

  • 日ごろから適度な運動や食事、睡眠をとり、コンディションに注意する。
  • 体調に不安があれば継続的な運転をやめ、必要に応じて救急車を要請。
  • 常に安全を優先し、他車や歩行者に危害が及ばないように無理はしない。

運転中に体調不良になり、意識を失うケースの現状

運転中に体調不良になり、意識を失うケースの現状

ドライバーが運転中に体調不良になったり、意識を失ったりするなど、急病や発作が原因で起こる事故は年間200~300件ほど報告されています。人身事故に占める割合は0.04%程度ですが、その疑いがあっても、医師の判断がない場合は急病・発作事故と処理されないなど、実際の割合はもっと多いとの研究もあります。病気・発作の内訳としてはてんかん、脳血管障害、心臓マヒが多く、なかでも脳血管障害は高齢になるにつれて多くなります。このほかにも事故の原因となる疾患は多岐にわたり、比較的軽いものでも事故の原因となりえます。また、男女別で見ると男性は女性のほぼ2倍となっています。

発作、急病事故の特徴

発作、急病事故の特徴

体調不良が原因の事故における特徴は、死者・重傷者数の割合が高いことです。とくに発作など急病の場合では車両単独での事故になる傾向が大きくなります。また、車両同士の事故になったときは、正面衝突事故になることが多いのが特徴です。理由としてはハンドルやブレーキ操作ができなくなるため、回避ができないことが挙げられます。また無意識にハンドルを操作してしまい、左右に蛇行することも多くなります。

日ごろから気を付けたい健康やコンディション管理

日ごろから適度な運動や食事、睡眠をとり、運転前はとくにコンディションへの注意が必要です。定期的に健康診断を受けるのも大切です。また眠気や体調不良を感じた場合は、運転を控えましょう。運転中も、とくに長時間に及ぶ際は、こまめな休憩と水分補給が大切です。日中でも強い眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性もあります。運転中に突然意識がなくなり、重大事故につながる疾患とされています。本人だけでなく、家族なども注意を払い、少しでもおかしいと感じたら専門の病院での検査なども受けることが大切です。そして健康な方でも気を付けたいのが薬の服用です。眠気を伴うものかなどを事前に確認しておくといいでしょう。

運転中に体調不良になった時の対処法とは

運転中に体調不良になった時の対処法とは

ドライブ中に体調が不良になったり、少しでも不安を感じたりしたら、クルマを路肩に止めて様子を見るようにしましょう。無理をせず、継続的に運転をするのはやめて救急車を呼ぶなど救助を求めましょう。高速道路や有料道路の場合では、道路管理者に速やかに連絡することも必要です。自分自身だけでなく、周囲のクルマや歩行者にも危害を及ぶことも考えられるだけに、くれぐれも無理は禁物です。

2014年05月現在

 

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