[A]タイヤチェーンとジャッキは必須です。また、軍手や長靴、懐中電灯もクルマに積んでおくと重宝します。
- 通常のウォッシャー液では凍結する場合があるため、寒冷地用のウォッシャー液に入れ換える。
- スタッドレスタイヤ装着時でもタイヤチェーンとジャッキは必須。
- 不測の事態に備え、ブースターケーブルも用意しておくとよい。
雪道でのトラブルを防ぐには、クルマの点検も含めた事前の準備が大切です。
まず通常のウォッシャー液や水の場合では、凍結する場合がありますので、寒冷地用のウォッシャー液に入れ換えましょう。
また、運転する前には、靴についた雪はよく払っておく必要があります。雪のついたままの靴だと、アクセルやブレーキの感覚が異なるばかりか、足が滑ってペダルを踏み外し、思わぬ危険を招くこともあります。目的地に着いたら、積雪に備えてワイパーを立てておきましょう。
ワイパーを立て忘れると、フロントガラスの雪かきがしにくいばかりか、ワイパーゴムがフロントガラスに凍りついて、はがすのが大変になることもあります。
翌日の朝は、雪かきがあることを踏まえて、早めに出かけましょう。
発進前は、ここを雪かき!
- 1.運転席側のドアと屋根の雪を払ってからドアを開け、エンジンをかけ、デフロスター、リア熱線をONに
ドア上部の屋根の雪は、払っておかないとドア開け時に車内に雪が入り込んでしまう - 2.屋根前方の雪をざっと払う
走行中に、フロントガラスに雪が落ちて視界がさえぎられる心配がないくらい - 3.前席左右の窓の雪と霜を払う
- 4.フロントガラスの雪と霜を払ってワイパーを戻す
- 5.リアガラスの雪と霜を払う
- 6.前輪のホイールハウスの雪を払う
操舵時にタイヤに干渉しないくらい - 7.車両前方の道路の雪かきをする
- 8.運転席に乗り込み、視界が確保されたことを確認して出発!
持ち物としてはスタッドレスタイヤを装着していたとしても、タイヤチェーンとジャッキは必須です。また、スタック(立ち往生)したときのために、けん引ロープや砂も積んでおくと心強いでしょう。スコップも駐車場に積もった雪を除去するのに役立ちますし、スリップして動けなくなったときの除雪作業に便利です。さらに冬場はワイパーやヒーターなどの連続稼働などによって、バッテリーの消耗が激しくなりがちですので、不測の事態に備え、ブースターケーブルも用意しておくとよいでしょう。
そのほかに、チェーンの着脱時など、外で作業するときのために、軍手や長靴、懐中電灯もクルマに積んでおくと重宝します。また、駐車場に一晩クルマを駐車するとガラス面に付着した水分が凍結したり霜が降りたりすることがあるので、取り除くためのアイススクレーパー(霜取り用のヘラ)や解氷スプレーも用意しておくと便利です。デフロスター(曇り止め)の温風を併用すれば、さらに効果が高まります。
慣れない雪道では、どんなトラブルに見舞われるかわかりません。もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。JAF会員証(デジタル会員証)も忘れずに。
必ず準備が必要なもの
タイヤチェーン
いろいろな種類のものが販売されていますが、自分のクルマのタイヤサイズに合ったものを選んでおきましょう。
ジャッキ
自分のクルマにジャッキが搭載されているのか、確認しておきましょう。また、ジャッキアップは安全で平坦な硬い場所で行いましょう。
できれば準備しておきたいもの
ブースターケーブル
バッテリー上がりの際に使用します。ブースターケーブルは用途に合ったものを選びましょう。
スコップ
駐車場に積もった雪の除去や、スリップして動けなくなったときの除雪作業などに便利です。
軍手/長靴
チェーン着脱作業や駐車場の雪かき作業など、クルマの外で作業する際に役立ちます。
懐中電灯
夜間のトラブルやチェーン着脱作業時に便利です。
スクレーバー
朝、フロントガラスなどに降りた霜は、スクレーパーでこそぎ落とすのが便利です。
解氷スプレー
鍵穴の凍結やフロントガラスの霜落とし時などにも利用できます。ワイパーがフロントガラスに貼り付いてしまったときも重宝します。
砂
スタックしてタイヤが空転したときに、滑り止めの砂を使うとスタックから脱出できることも。それでも脱出できなければ、JAFへ連絡ください。
けん引ロープ
発進不能になったときの脱出に役立ちます。ロープ部が太く、金具のしっかりしたものを選びましょう。
毛布
車内での防寒具として備えておくと安心です。
JAF会員証/デジタル会員証
雪道ではトラブルが起きるものと思って常に携帯を。もちろん、各種優待施設で提示すれば会員優待価格で利用できます。
2019年12月現在