[Q] 高速道路のチェーン規制はどんなチェーンでも対応できる?

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[A]金属やゴム製ならまず問題なく通行可能です。

  • 高速道路のチェーン規制は、ゴム製はまず問題なく通行可能。
  • タイヤチェーンは亀甲型やハシゴ型などの金属、軽量で制限速度が高めなゴム製(非金属)、布製カバーの3タイプに分類される。

1点目 高速道路でのチェーン規制(地域によっては冬用タイヤ規制)について

高速道路でのタイヤチェーン規制に関しては、「駆動輪へのチェーン装着」または「全車輪に冬用タイヤ装着」することとされています。ただし、路面の状況によっては、全車輪に冬用タイヤとタイヤチェーンの装着が必要な状況も発生しますが、これほどひどい状況になると安全上「区間通行止め」とされることのほうが多いようです。

2点目 タイヤチェーンの材質(種類)について

タイヤチェーンは、大きく以下の3つに分類されており、製品や材質による規制は、はっきりとは示されてないようです。ただし、非金属チェーン(布製を除く)には、JASAAの認定製品があり、信頼性は高いようですので非金属チェーンではこちらの認定品から選ぶのがよいかと思います。
また、どのタイプを選んでもメリット、デメリットがありますので、参考までに説明します。

(1)金属チェーンタイプ
亀甲型やハシゴ型といった一般的なチェーンですが、種類や着脱方法はさまざまです。
金属チェーンは付けにくいというイメージがあるかと思われますが、専用リング等を付けて簡単に着脱可能なタイプもありますので(価格は高め)、再度検討されてもよいかと思います。
メリットは低価格、高駆動力で、デメリットは振動、騒音、メンテナンス性(錆対策として使用後の清掃等)があります。

(2)非金属チェーンタイプ
タイヤ全体を包み込むネット型と数個のブロックに分かれている分離型があり、着脱方法も製品によりさまざまです。
一見付けやすそうに見えても、「タイヤとチェーンの滑りが悪い」、「低温で柔軟性がなくなる」など、ジャッキアップしないと着脱しにくくなることもありますので、気象条件の悪いなかで作業をすることを前提にご検討ください。
メリットは軽量、低振動、低騒音、(金属よりも)制限速度が高めなこと。デメリットは一部製品の着脱のしにくさと収納性(ケースの大きさや戻しにくさなど)です。

(3)布製カバータイプ
近年、自動車メーカーの純正品扱いにもされている布製のタイヤカバー型です。
着脱や収納の手軽さで人気を博していますが、「チェーン規制時には現場係官の指示に従ってください」という注意書きが示す通り、緊急時の脱出用という位置づけから抜け出せていない製品ともいえます。
メリットは軽量コンパクトで着脱しやすく駆動力も高いことです。デメリットは規制に対応できない可能性があることと耐久性です。

2013年03月現在

 

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