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[A]ホイールを外し、ブレーキキャリパー(パッドをディスクに押しつけるための装置)の点検用の窓から確認します。
- ブレーキパッドは自動車が減速・停止する際に、わずかに削られ磨耗していく。
- ブレーキパッドの残量は、ブレーキキャリパーの点検用窓から確認する。
- パッドウェアインジケーターが音を発生させ、交換時期を知らせる。
ブレーキパッドの役割とは
ブレーキパッドとは、タイヤに連動して回転しているブレーキディスクを挟み込む、摩擦材を主な成分とした制動装置のことです。ブレーキパッドをブレーキディスクに押しつけることで摩擦力が発生し、自動車は減速・停止させます。その際に、ブレーキパッドはわずかずつですが削られ、摩耗していきます。そのため、安全に走行するためには、ブレーキパッドの残量が十分に残っていることが必要となります。
残量が2mm程度になったら交換を
ブレーキパッドの残量は、ホイールを外し、ブレーキキャリパー(パッドをディスクに押しつけるための装置)の点検用の窓から確認します。ブレーキパッド残量が2mm以下程度になったら交換するように定められており、そのまま使用し続けるとブレーキの効きが悪くなり、重大な事故につながる恐れがあります。
ブレーキをかけて音がしたら点検を
ほとんどの国産車には、「パッドウェアインジケーター」と呼ばれるものが取り付けられており、パッドの残量が少なくなると、パッドウェアインジケーターが直接ブレーキディスクと接することで「キーキー」と音を発生させ、交換時期になったことを知らせてくれます。また、ブレーキパッドが減ったことで、ブレーキ液がリザーバータンクの下限ラインを下回り、ブレーキ警告灯も点灯するようになっています。これらの症状が現れた場合には、早急に整備工場で点検・交換する必要があります。
タイヤを取り外すとディスクブレーキ本体が現れます。金属製の円盤がブレーキディスク。表面に異常な傷などがないか確認しましょう。
前輪の場合はハンドルを左右に切ると点検しやすくなります。
ブレーキキャリパーの中にはパッドが入っています。中央付近にある点検孔からブレーキパッドの厚みを目視で点検します。
2022年08月現在