[Q] ブレーキパッドの磨耗状態はどこで分かりますか?

{4517DE3A-F7C3-4792-8483-EA4F8DF9E7F1}

[A]ホイールを外し、ブレーキキャリパー(パッドをディスクに押しつけるための装置)の点検用の窓から確認します。

  • ブレーキパッドは自動車が減速・停止する際に、わずかに削られ磨耗していく。
  • ブレーキパッドの残量は、ブレーキキャリパーの点検用窓から確認する。
  • パッドウェアインジケーターが音を発生させ、交換時期を知らせる。

ブレーキパッドの役割とは

ブレーキパッドとは、タイヤに連動して回転しているブレーキディスクを挟み込む、摩擦材を主な成分とした制動装置のことです。ブレーキパッドをブレーキディスクに押しつけることで摩擦力が発生し、自動車は減速・停止させます。その際に、ブレーキパッドはわずかずつですが削られ、摩耗していきます。そのため、安全に走行するためには、ブレーキパッドの残量が十分に残っていることが必要となります。

残量が2mm程度になったら交換を

ブレーキパッドの残量は、ホイールを外し、ブレーキキャリパー(パッドをディスクに押しつけるための装置)の点検用の窓から確認します。ブレーキパッド残量が2mm以下程度になったら交換するように定められており、そのまま使用し続けるとブレーキの効きが悪くなり、重大な事故につながる恐れがあります。

ブレーキをかけて音がしたら点検を

ほとんどの国産車には、「パッドウェアインジケーター」と呼ばれるものが取り付けられており、パッドの残量が少なくなると、パッドウェアインジケーターが直接ブレーキディスクと接することで「キーキー」と音を発生させ、交換時期になったことを知らせてくれます。また、ブレーキパッドが減ったことで、ブレーキ液がリザーバータンクの下限ラインを下回り、ブレーキ警告灯も点灯するようになっています。これらの症状が現れた場合には、早急に整備工場で点検・交換する必要があります。

タイヤを取り外すとディスクブレーキ本体が現れます。金属製の円盤がブレーキディスク。表面に異常な傷などがないか確認しましょう。

前輪の場合はハンドルを左右に切ると点検しやすくなります。

ブレーキキャリパーの中にはパッドが入っています。中央付近にある点検孔からブレーキパッドの厚みを目視で点検します。

2022年08月現在

 

その他のQ&Aを検索する