[Q]スクールゾーンとは?

{88A295D4-B12C-4FF0-A8C4-B58A80580077}

[A]交通事故から子供たちを守るために設定された交通安全対策の重点地域の呼び名です。

  • 子供の交通安全を図るために設定された交通安全対策の重点地域。
  • 小学校などを中心に半径約500m程度の通学路に設定される。
  • 車両通行禁止の時間帯にスクールゾーンを通行すると罰則対象。

スクールゾーンとはどんなものですか?

スクールゾーンとは、交通事故から子供たちを守るために設定された交通安全対策の重点地域の呼び名です。歴史は古く1970(昭和45)年公布の交通安全対策基本法第二十四条が法的根拠となり、1972(昭和47)年春の全国交通安全運動から運用が開始されました。運用後もスクールゾーンの安全強化は継続的に行なわれています。たとえば2002(平成14)年4月には、これまでのスクールゾーンをより安全な地域としていくため、文部科学省主導のもと学校や教育委員会への働きかけ(交通安全対策基本法第二十四条に基づく「平成14年度文部科学省交通安全業務計画について」)が行なわれています。これにより、横断歩道やカーブミラーの新設、歩道の拡張、さらには路面標示(例:スクールゾーン)の増強などが実施されました。

スクールゾーンの範囲はどこですか?

スクールゾーンは小学校を中心とした半径約500メートル程度の通学路が対象です。交通標識のほか、路面標示や電柱の巻付表示などで、スクールゾーンであることをわかりやすく示しています。スクールゾーンは学校ごとに設定されていますが、自治体や市区町村によっては小学校の通学路だけでなく、幼稚園や保育園の通園路などもスクールゾーンの対象となることがあります。スクールゾーンがどこに設置されているのかは、市区町村の窓口などに問い合わせてください。また、スクールゾーンにはさまざまな形態があります。地域の道路事情を考慮しながら、一方通行や速度規制、登下校時間帯の通行禁止など、さまざまな交通規制が組み合わされていることもあります。さらに、その規制内容も自治体によっても違いますので十分注意して安全に走行してください。

指定時間帯に通行した場合は?

スクールゾーン内では、都道府県の公安委員会が決定した道路交通法上の規制が適応されます。スクールゾーンの代表的な交通規制は、時間指定の車両通行禁止です。登下校時の時間帯に通学路を歩行者専用道路にするため、車両通行禁止となります。指定時間帯に規制区域を走行できるのは、通行許可証を受けた車両と、緊急車両・道路維持作業車両などに限られています。規制区域内の居住者であっても、指定時間に通行する場合は通行許可証が必要です(取得方法は市区町村の窓口に問い合わせてください)。違反すると、違反点数と反則金の対象となります。規制の開始地点には指定時間帯を示す交通標識などがあるのでしっかり確認し、指定時間帯であれば迂回しましょう。

2016年10月現在

 

その他のQ&Aを検索する