[Q]セルフスタンドでの給油の注意点について

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[A]自分が燃料を入れようとしているクルマに合った油種を選択しましょう。

  • ガソリンは-40℃でも気化し、爆発性が高いので給油中は火気厳禁。
  • 引火を防ぐため、冬場は給油機の静電気除去シートに触れてから作業。
  • 油種によってノズルの色が違うので、よく確認して入れ間違いを防ぐ。

ガソリンはとても危険な物質です

自動車の燃料として使用されているガソリンはマイナス40℃という低温でも気化(気体となること)する非常に爆発性の高い物質です。気化したガソリンは空気より重たいため、地面周辺やくぼみなどにたまりやすく、離れたところにある火元によって引火する可能性もあります。

給油を行なう前に注意しておきたい点

まず、自分が入れようとしているクルマに合った燃料はなにかを確認し、それに合った油種を選択します。自動車にはガソリンだけでなく、軽油を燃料とするものもあります。またガソリンは、オクタン価※の違いによりレギュラーガソリンとハイオクガソリンに分かれています。ちなみに、クルマの大きさと燃料の種類には直接の関係はありません。よって、軽油には軽自動車の「軽」という文字が入っていますが、軽自動車用の燃料ではなく、ディーゼルエンジン用の燃料です。
ガソリンは引火しやすいので、給油の際はエンジンをかならず停止し、窓やドアも閉めます。また、静電気でも引火する可能性があるので、空気の乾燥している季節でなくとも、必ず給油機本体についている「静電気除去シート」に触れて、体に溜まっている静電気を取り除いてから給油します。また「静電気除去シート」がない場合は、クルマのボディに触れることでも静電気を除去する効果があります。
※オクタン価とは燃えやすさの度合いを示したものです。

給油中に注意しておきたい点

給油作業する際には、子どもが近づかないように注意しましょう。選んだ油種に合ったノズルをしっかり握り持ち上げます。油種間違えを防ぐために、ノズルの色は法令により定められています。レギュラーガソリン=赤、ハイオクガソリン=黄、軽油=緑と決められていますので、ノズルの色を確認しましょう。ノズルを給油口に差し込んだらレバーを止まるまで引いて給油を開始します。満タン状態になると給油が自動で停止しますので、ノズルを元の位置に戻して終了です。自動停止後も、レバーを引くと給油はできますが、すでに満タン状態であるため溢れることがありますから止めましょう。

そのほか、注意しておきたい点

ガソリンは目に見えませんが給油中も気化しています。よって、火気厳禁は言うまでもありませんが、万が一、給油口から溢れてしまった場合には、一度に大量のガソリンが気化してしまうので、とくに注意が必要です。もし大量のガソリンが溢れてしまった場合は、セルフスタンドであっても店員が常駐していますので、店員にその旨を連絡しましょう。また、これはセルフスタンドに限ったことではありませんが、ガソリンスタンド内では所定の場所以外、たばこを吸ったりライターに火をつけたりすることはできません。
また、セルフスタンドでの給油でユーザーが許可されているのはクルマと2輪車への給油のみです。ナンバープレートが装着されていない車両への給油できません。同時に、セルフスタンドでは携行缶などへの小分け給油も消防法危険物の規制に関する規則「第二十八条の二の四」で禁止されています。

2014年01月現在

 

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