[A]高速道路の既存施設から一般道に出入りできるよう設置された、ETC専用の簡易型インターチェンジです。
- 高速道路の既存施設から一般道に出入りできる簡易型インターチェンジ。
- ETC車載器搭載車のみ通行でき、現金やクレジットカードは利用不可。
- ノンストップ通行はできず、必ず開閉バーの手前でいったん停止する。
スマートインターチェンジとはどんなものですか?
スマートインターチェンジは、高速道路の既存施設から一般道に出入りできるよう設置された、ETC専用の簡易型インターチェンジです。我が国の高速道路のインターチェンジの間隔は欧米諸国に比べて長く、高速道路の恩恵を享受できない市町村が多数存在することから生まれた設備で、道路法第48条の5または高速自動車国道法第11条の規定に基づいて許可を受けた道路のことです。
サービスエリアやパーキングエリアに設けられたSA・PA接続型と、高速道路本線あるいは本線上のバスストップにアクセスする本線直結型の2種類があります。簡易型ETCゲートによる無人料金所として運用されるため、従来の料金所よりも低コストで導入と管理が可能です。高速道路の有効活用と利便性の向上、地域の活性化などを目的に、全国の高速道路で順次導入が推進されています。
一般ゲートとの違いは?
スマートインターチェンジを利用できるのは、ETC車載器の搭載車両のみです。現金やクレジットカードなどの支払方法には対応していません。利用する前に、ETCカードが車載器に挿入されていることを確認してください。通行の際は、一般のETCゲートと違いノンストップ通行ができないので注意してください。必ず開閉バーの手前でいったん停止します。停止中にETCの通信が行われたのち、開閉バーが開きます。看板や路面表示の内容をよく確認し、安全に通行しましょう。もし開閉バーが開かない場合は、ゲートに設置されたインターホンで係員を呼び出し、指示に従ってください。
スマートインターチェンジの中には、通行可能車種や通行可能時間帯に制限がついているところもあります。またSA・PA接続型では、出入りの際に施設が利用できない場合、ガソリンスタンドのみの利用が可能な場合があります。事前にインターネットなどで利用条件を確認しておくとよいでしょう。スマートインターチェンジが閉鎖されている場合は、一般料金所のように有人対応ができないので、近隣のインターチェンジを利用します。またスマートインターチェンジでは利用証明書は発行できないので、インターネットによるETC利用照会サービスを利用しましょう。
2024年08月現在