[A]タイヤの断面幅、扁平率、適合するホイールの直径が同じであれば、サイズ的には問題ありませんが、実際にタイヤを交換する場合には、ロードインデックスや最高速度記号にも注意しましょう。
- タイヤ交換は装着されているものと同じサイズを選ぶことが基本。
- サイズ以外にもロードインデックスや最高速度記号にも注意する。
- 転がり抵抗とウェットグリップ性能を満たす低燃費タイヤも普及。
タイヤには、大きさや性能を表す数字・アルファベットが刻印されています。これは「195/60R15 91H」のように、4組の数字と2つのアルファベットで構成されているのが一般的です。タイヤを交換する際には、これを目安に現在装着されているタイヤと同じサイズを選択することが基本です。
タイヤサイズ「195/60R15 91H」と表記されている場合、最初の3桁の数字はタイヤの断面幅(横幅)を表しています。次の「60」は扁平率を表すもので、タイヤの断面高(高さ)に 対する幅の割合です。最初のアルファベットは構造記号で、「R」と記載されているものはラジアルタイヤとなります。3つめの数字にある「15」とは、適合するホイールの直径で単位はインチになります。「91」はタイヤがどれだけの重さに耐えられるかを表すロードインデックス、最後の「H」は許容される最高速度を表した記号です。「H」であれば最高速度は210km/hです。速度を表示する記号には「ZR」(240km/h超)のように速度レンジ(対応範囲)を表示するものもあります。
タイヤの断面幅、扁平率、適合するホイールの直径が同じであれば、サイズ的には問題ありませんが、実際にタイヤを交換する場合には、ロードインデックスや最高速度記号にも注意しましょう。この指標に関しては、従来装着していたタイヤの性能を下回らないようにしたほうがいいでしょう。
また、最近は地球環境保全のため「低燃費タイヤ」が普及してきました。これは、日本自動車タイヤ協会が「ラベリング制度」を設定し、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能が一定値を満たすタイヤを「低燃費タイヤ」と定義づけています。
エコドライブのためにも積極的に使用したいものです。
※ZRは速度カテゴリーです。
2013年02月現在