
[A]従来のETCの進化版で、より高度なデータ通信が可能です。
- 有料道路の自動料金支払いに加え、高速道路上で各種運転支援情報の入手が可能。
- 特定の有料道路ではETC2.0割引が受けられるほか、全国29カ所の道の駅で高速道路からの一時退出が可能。
- ETC2.0サービスの利用には、ETC2.0対応車載器と対応カーナビが必要。
(ETC2.0車載器単体で音声による情報提供を行うタイプは、車載器単体で利用可能。)
従来からのETCとは何が違うのですか?
従来のETCは、有料道路の料金所で一旦停止することなく通過できる、通行料金の自動決済システムでしたが、その進化版がETC2.0です。
ETC2.0では、従来の自動決済機能に加え、全国の有料道路に設置されたITSスポットから提供される情報を活用して、多様な運転支援サービスを利用できます。
また、事前に同意いただいた方のETC2.0車載器から、匿名化した走行経路の履歴情報をITSスポットなどで収集しています。これらのデータはビッグデータとして、渋滞対策や交通安全対策に役立てられているほか、災害発生時に通行可能な道路を示す「通れるマップ」の作成などに活用されています。
なお、2011年より開始されたDSRC車載器による「ITSスポットサービス」は、2014年10月より「ETC2.0サービス」に名称が統一されました。また、DSRCは専用狭域通信の略称で、自動車と高速道路沿いなどに敷設された通信装置との無線通信技術です。
どんなサービスが受けられる?
ETC2.0では、運転支援サービスとして「情報提供サービス」が受けられます。具体的には、(1)「安全運転支援」、(2)「渋滞回避支援」、(3)「災害時支援」の3つがあります。
(1)では、事故多発地点に加えて渋滞末尾、急カーブ、落下物情報、工事規制や、路面の積雪状況など、ルート上にある要注意箇所の手前で、カーナビの音声や画面への表示による注意喚起を行います。
(2)では、ITSスポットから広域(進行方向を中心に、道路延長で約1,000km程度)の道路交通情報がリアルタイムで配信されます。この情報をもとにETC2.0カーナビが最適なルートを選択してドライバーへ提示します。
(3)では災害発生時に、災害状況と支援情報が提供されます。これらのとおり、ドライバーの運転を支援する情報が随時提供されます。
さらに、ETC2.0のサービスとして、首都圏の圏央道等や中京圏の東海環状自動車道におけるETC2.0割引や、全国29カ所の道の駅を対象に、一時的に高速道路から降りて道の駅へ休憩等のため立ち寄り、再び高速道路へ戻った場合も連続走行としての料金を適用する社会実験(利用条件あり)が実施されています。
ETC2.0を利用するにはどんな準備が必要?
ETC2.0サービスを利用するためには、ETC2.0車載器とETC2.0対応カーナビが必要です。(ETC2.0車載器単体で音声による情報提供を行うタイプは、車載器単体で利用可能です。)
なお、現在ご利用中のETCカードでそのまま利用可能で、新しいETCカードを用意する必要はありません。またDSRC車載器でも、ETC2.0の「情報提供サービス」が利用可能です。
ただし、2015年6月30日より以前にセットアップ(登録)したDSRC車載器を使用している場合は、そのままではETC2.0の新サービスが利用できません。DSRC車載器をETC2.0に再セットアップする必要があります。2015年7月1日以降にセットアップされたDSRC車載器はETC2.0対応済みなので再セットアップの必要はありません。
なお、ETC車載器とETC2.0車載器の複数台を、同一の車両に取り付けることはできません。
複数の車載器を同一車両に取付けた場合、ETCカードの挿入有無に関わらず、ETCシステムが誤作動を起こし、料金所の開閉バーが開かない場合があるため、絶対に止めてください。車両埋め込み型の車載器で、取り外しが困難な場合には、その車載器の電源コードを外すなどして確実に電源が入らない状態にしてください。
また、ETC2.0車載器の購入、取り付け、およびセットアップは、自動車販売店やカー用品店などの専門店で行うようにしましょう。
2026年07月現在


