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[A]ステアリングは、走行中にクルマの向きを変えるための重要なシステムです。その構造は大きく分けて2つあります。
- ラック&ピニオン式は、構造が簡単で高い剛性と応答性に優れる。
- ボールナット式は、大きなギア比が可能で、トラックなどが適している。
- パワーステアリングは、油圧式や電動式があるが、車種で異なる。
ステアリングは、走行中にクルマの向きを変えるための重要なシステムです。その構造は大きく分けて2つあります。ひとつ目はラック&ピニオン式と呼ばれるもので、ステアリングシャフトの先端にピニオンギヤを取り付け、それをシャフトに刻まれたラック(歯)と噛み合わせることでピニオンギヤの動きを横方向に変換します。構造自体が簡単なため、軽量なシステムを作り出すことが可能です。また、ステアリング操作時の剛性が高く、応答性にも優れているため、スポーツモデルなどにも積極的に採用されています。
もうひとつは、ボールナット式と呼ばれるシステムです。これは、ラック&ピニオン式と比べるとパーツ数が多く、構造が複雑になるデメリットがあります。しかし、動作がスムーズで、かつステアリングのギヤ比を大きくできるというメリットがあるため、大きな操作力を必要とするトラックなどのステアリング形式に適しています。ちなみに、現在のクルマにはパワーステアリングという、軽い力でステアリングを回すことができるシステムが搭載されています。操作をする際のアシストは、油圧式や電動式などがありますが、車種によって採用されている方式は異なっています。
2013年03月現在