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[A]メンテナンスフリーバッテリーと、普通のバッテリーの大きな違いとして、構造的な設計の違いがあげられます。
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- 容器の密封性が高く、電解液の水分蒸発が少ないのが構造的な違い。
- メンテナンスフリーバッテリーの多くは点検用のインジケーターを備え、そこに充電不足や液不足が表れるが、定期的な点検は必要。
メンテナンスフリーバッテリーと、普通のバッテリーの大きな違いとして、構造的な設計の違いがあげられます。メンテナンスフリーバッテリーの場合、電槽、いわゆるプラスチック容器の密封性が高いことから、電解液(希硫酸)に含まれる水分の蒸発が少ないことが特徴といえます。
普通のバッテリーの場合、点検はケース上に記されたUPPER(上)とLOWER(下)のレベルの間に電解液が収まっていればOKです。その際、6つある電槽すべてをチェックする必要があります。化学変化によって希硫酸に含まれる水分が蒸発すると、電解液が減り、バッテリーの機能が低下します。減っていたら、カー用品店などで売っている補充液、もしくは精製水をバッテリー上部のフタをはずして足すことが必要です。また、市販の電解液(バッテリー液)用の比重計を使って、比重(充電状態)の点検も必要となります。こちらは、比重計の目盛りが1.26~1.28だと最適な状態で、1.24未満の場合は充電が必要です。
メンテナンスフリーバッテリーの場合、バッテリー液の補充や比重のチェックはできません。ただし、その多くは点検用のインジケーターを備えており、そこに充電不足や液不足が表れるようになっています。メンテナンスフリーといえども、定期的な点検は必要となります。
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2013年03月現在