[Q]バイクの交差点での曲がり方とは?

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[A]右折時、左折時はどちらも交差点に進入する前に対向車や横断歩道を渡る歩行者の有無などの確認しましょう。

  • 対向車と横断歩行者の安全をよく確認し、徐行しながら右折する。
  • クルマの左後方は死角の場合が多く、すり抜けしながらの左折は危険。
  • 後輪ブレーキとスロットルで速度が一定になるよう調整する。

右折時に注意すべき点はどこか?

右折時に注意すべき点はどこか?

排気量50cc以下の原動機付自転車を除いて、バイクの右折方法はクルマと同じように直接交差点に入って右折する「小回り右折」が基本です。まず、交差点の手前30メートルで右ウインカーを出して進路を道路の中央寄りに取ります。そして、交差点に進入する前に対向車や横断歩道を渡る歩行者の有無などの安全をしっかり確認します。交差点内では、交差点中心のすぐ内側を徐行しながら走行します。右折が終わったらウインカーを戻すことを忘れないようにしてください。交差点は交通死亡事故の発生件数が最も多い場所で、バイクの右折事故も非常に多く発生しています。右折時は周囲の状況に注意を払い、慎重に運転してください。

左折時に注意すべき点はどこか?

左折時に注意すべき点はどこか?

左折時は交差点の手前で横断歩行者の有無を確認するとともに、対向から交差点を右折してくる車両にも注意を払います。そして、安全を確認したのちに徐行しながら左折し、左折が完了したらウインカーを忘れずに戻しましょう。なお、クルマの左側をすり抜け走行しながら左折するのは大変危険です。クルマの左後方は死角になっていることが多く、ドライバーからバイクの存在を見落とされがちです。このため左折車両に巻き込まれる危険性が非常に高くなります。特に大型車は死角が大きく、左折時にあらかじめ左側に余裕を空けてから曲がることがあるので不用意に大型車の側面を走行しないようにします。また、前走車がいる場合は車間距離を十分にとって左折を行うようにしましょう。前走車が交差点の手前で減速したら、ウインカーを出していなくても左折する可能性を念頭に置きます。また、前走車と並走して左折することも禁じられています。

速度調節には後輪ブレーキを併用

速度調節には後輪ブレーキを併用

交差点では安全確認のポイントがたくさんあります。これらを確認しながら交差点内をゆっくりと右左折走行することは、なかなか難しい作業です。バイクは速度が低いとバランスがとりにくくなります。ゆっくりとした速度で目線をあちこちに配るとバイクがふらついてしまい、怖くなって交差点を早く通過してしまいたくなりますが、それが危険を招くもとにもなります。低速でうまくバランスを取るコツは、後輪ブレーキとスロットルワークです。エンジンの回転数を一定にしながら、後輪ブレーキをジワリと踏んで速度を調整します。速度が一定になるように調整することで、低速でもバイクの挙動が安定します。もし、バランスが崩れそうになったらバイクを倒してしまう前に、早めに足を出して体勢を整えてください。

2017年01月現在

 

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