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[A]サイズの変更に規制はありませんが、フェンダーよりも外側へはみ出した場合は違反の対象になることがあります。

- タイヤサイズを変更すること自体には規制はない。
- インチアップの場合はタイヤ外径やロードインデックスに注意。
- フェンダーよりタイヤがはみ出ると、取り締まり対象になることも。
タイヤサイズの変更自体には規制はない
タイヤサイズを変更している車両をひんぱんに見かけます。タイヤのサイズを変更すること自体には、規制がないからです。タイヤサイズの変更で多いのは、インチアップと言われる方法です。インチアップとはホイール径を大きくし、タイヤの外径は変えないサイズアップです。通常サイズよりも、タイヤのサイドウォール部(側面)を薄くすることで、ステアリングレスポンスが向上するなどのメリットがありますが、乗り心地が硬くなるなどのデメリットもあります。
タイヤサイズを変えるうえでは、いくつかの点に注意しなくてはなりません。まずは、タイヤの外径は基本的に変更しないということです。タイヤの外径を変えると、スピードメーターに誤差が生じたり、車体に干渉したりする可能性があります。
フェンダーからはみ出した場合は違反になることも
太いタイヤに変更する場合は、タイヤの横幅を車体に合わせることも大事です。フェンダーよりも外側へはみ出して装着した場合、車体やブレーキ機構と干渉したり、歩行者に危害をおよぼす恐れもあります。こちらについては、道路運送車両の保安基準第18条で、鋭い突起がないこと、回転部分が突出していないことなど、他の交通の安全を妨げるおそれがないものと規定されており、道路交通法第62条ではこうした車両(整備不良車両)の運転を禁じています。タイヤとホイールを交換する際には、車体に合ったサイズを注意して選ぶようにしましょう。
ロードインデックスにも注意しましょう。タイヤの側面に刻まれている数字・アルファベットのうち、最後の「91H」などのように表記されているものの数字のことで、タイヤがどれだけの重さに耐えられるかを表しています。タイヤを交換する際には、それまで装着していたタイヤの数字を下回らないようにすることが大切です。

2025年02月現在