海外のシートベルト着用・チャイルドシート使用義務

世界各国のシートベルト着用・チャイルドシートの使用義務に関する規定をFIA(国際自動車連盟)が調査したものです。

掲載されている約100カ国中、ほとんどの国で、全席(前席・後席)でのシートベルト着用が義務付けられています。

チャイルドシートについても、年齢や身長の制限はさまざまですが、ほとんどの国で何らかの子ども専用拘束(保護)装置の使用が義務付けられています。10歳未満の子どもを前部座席に乗せてはならない、などの規制もあります。

下記一覧では、原文"restraint"を「拘束(保護)装置」と訳しています。子ども用の場合、具体的には日本で乗員保護装置などと呼ばれる「チャイルドシート」等を指します。また「ブースターシート」等とあるのは、チャイルドシートの一種で、ジュニアシートなど大人用シートベルトを使用するための調整具と考えられます。

また多くの国に身長に関する規定が見られますが、135センチ~150センチの指標は「大人用シートベルトが想定している身長要件(=ベルトが骨の硬い部位に正しくかかる)」に沿っていると考えられます。日本では年齢要件のみですが、一般的に大人用シートベルトの使用には身長が最低でも約150センチあることが前提とされていますので、体格を指標とすることにも意義があると思われます。

国・地域
 (英語表記アルファベット順)
シートベルト チャイルドシート
アルバニア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる チャイルドシートの使用が義務付けられる。
アルジェリア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 10歳未満の子どもは、他に選択肢がない場合を除き、前部座席に乗せてはならない。やむをえず前部座席に乗せる場合は、腰ベルトで拘束する。
アンドラ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 10歳未満で身長150センチ未満の子どもは、身長に適合したEU[欧州連合]認定設計の拘束(保護)装置の着用が義務付けられる。前部座席に乗せるときは、エアバッグの作動を停止しなければならない。
アルゼンチン シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 10歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
オーストラリア 全州において、シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 「オーストラリア道路の法則」において、チャイルドシートに関する法律は2009年11月に変更された。新たな法的要件はノーザンテリトリーを除くすべての州で発効ずみであり、ノーザンテリトリーにおいても近い将来に導入される見込み。
新たな要件:
生後6か月未満の子どもは後ろ向きに取り付けた拘束(保護)装置を着用させる。
生後6か月以上4歳未満の子どもは、後ろ向きまたは前向きに取り付けた拘束(保護)装置を着用させる。
4歳以上7歳未満の子どもは、前向きに取り付けられた拘束(保護)装置または大人用シートベルトが取り付けられた認定ブースターシート(ジュニアシート)に着座させる。
改正法はまた、2列以上のシートがある車において4歳未満の子どもを前部座席に乗せることを禁じている。また4歳以上7歳未満の子どもを前部座席に乗せることを禁じているが、すべての後部座席が7歳未満の子どもによってすでに占有されている場合は例外とする。
ノーザンテリトリー:運転手は、当該車に乗る16歳未満の乗員すべてがシートベルトを着用していることを確認する義務がある。生後12か月未満の子どもについては、認定チャイルドシートに拘束されていることを確認しなければならない。
オーストリア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 前部座席・後部座席双方とも、14歳未満または身長150センチ未満の子どもについては、専用のチャイルドシートの使用、またはシートベルトの着用が義務付けられる。
ベラルーシ 車の前部座席ではシートベルト着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
ベルギー シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 身長135センチ未満の子どもには、身長・体重に適合した認定拘束(保護)装置の使用が義務付けられる。そのような装置がない場合、3歳以上で身長135センチ未満の子どもは後部座席に座らせ、シートベルト等の拘束(保護)装置を着用させる。
ブラジル マイカーの運転手と乗員はシートベルト着用が義務付けられるが、シートベルト法の施行状況は州によって異なる 10歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。(チャイルドシートの使用が義務付けられている州もあるが、チャイルドシートはどこでも入手可能というわけではなく、購入する余裕がないケースもあり、シートベルト着用の施行は緩やかである。)
ブルガリア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 子どもの身長・体重に適合し、UNECE 44/03の規格に準拠した専用の拘束(保護)装置の着用が義務付けられる。3歳未満の子どもはチャイルドシートが装備されていない車に乗せてはならない。3歳以上で身長150センチ未満の子どもは、チャイルドシートが装備されていない車でも乗せられるが、後部座席に座らせなければならない。
カナダ 全州において、運転手と乗員すべてにシートベルト着用が義務付けられる 6歳未満(マニトバ、ニューブランズウィック、ニューファンドランド、ケベックの各州では5歳未満)および/または体重18キロ/40ポンド(マニトバとケベックの各州では23キロ/50ポンド)未満の子どもについては、全州でチャイルドシートの使用が義務付けられる。
チリ 前部座席ではシートベルト着用が義務付けられる。2002年以降に製造された車は後部座席もシートベルト着用が義務付けられる 8歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。生後6か月以上4歳以下の子どもは適合したチャイルドシートで拘束する。
中国 前部座席の乗員はシートベルトが義務付けられる 法的要件なし
コスタリカ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。12歳未満の子どもを乗せる場合は後部座席に乗せ、ベビーシート、ブースタークッション等を使用して年齢と体重に合わせた拘束(保護)装置を着用させる。生後12か月未満で体重10キロ未満の子どもは後ろ向きに取り付けたチャイルドシートに座らせなければならない。
クロアチア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。後ろ向きに取り付けたチャイルドシートに着座させ、エアバッグの作動が停止されている場合は例外として2歳未満の子どもを乗せてもよい。
キューバ シートベルトが装備された車の運転手と乗員は、シートベルト着用が義務付けられる 法的要件なし
キプロス シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 5歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。適切な拘束(保護)装置が取り付けられている場合のみ、5歳~10歳の子どもを前部座席に乗せてもよい。
チェコ共和国 シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 体重36キロ未満で身長150センチ未満の子どもを前部座席または後部座席に乗せて運転する場合は、身長に適合した拘束(保護)装置に着座させなければならない。
デンマーク シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳未満の子どもは身長に適合した拘束(保護)装置に着座させなければならない。3歳以上で身長135センチ未満の子どもは身長・体重に適合した拘束(保護)装置に着座させる。前部座席に後ろ向きに取り付けた拘束(保護)装置に子どもを着座させる場合はエアバッグの作動を停止させなければならない。
ドミニカ
共和国
運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 8歳未満の子どもを車の前部座席に乗せて運転してはならない。ただし、バンは例外とする。
エジプト 前部座席ではシートベルト着用が義務付けられる 7歳未満の子どもを車の前部座席に乗せてはならない。
エストニア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 乳幼児を乗せて運転する場合は、子どもの身長に適合したチャイルドシートを使用しなければならない。
フィンランド シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 身長135センチ未満の子どもは身長・体重に適合した認定拘束(保護)装置に着座させなければならない。拘束(保護)装置がない場合、3歳以上の子どもは後部座席に乗せ、シートベルト等座席に付属した安全(保護)装置を着用させなければならない。3歳未満の子どもを拘束(保護)装置/チャイルドシートがない車に乗せて運転してはならない(ただしタクシーに乗車する場合は例外とする)。
フランス シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 10歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。ただし、後部座席がない場合、後部座席が10歳未満の子どもによってすでに占有されている場合、また後部座席にシートベルトが装備されていない場合は例外とする。
10歳未満の子どもを乗せて運転する場合は、子どもの身長に適合した認定チャイルドシートまたは拘束(保護)装置に着座させなければならない。フランスの法律では、13キロ以下の子どもは後ろ向きに取り付けたシート(10キロ以下の子どもの場合は手運びベッドも可)に着座させなければならないと規定されている。体重9キロから18キロの子どもは専用シートに座らせること。10歳未満で15キロ以上の子どもはブースターシート(ジュニアシート)付きのシートベルトまたは肩ベルトを着用することができる。
ドイツ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳以上の子どもは後部座席に乗せなければならない。12歳未満で身長150センチ以下の子どもを乗せて運転するときはチャイルドシートまたは拘束(保護)装置に着座させなければならない。チャイルドシート/拘束(保護)装置がない場合、シートベルトまたはその他の認定拘束(保護)装置を着用する。3歳未満の子どもをチャイルドシート/拘束(保護)装置がない車に乗せて運転してはならない。
ガーナ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 情報なし
ギリシャ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳未満の子どもは体重に適合した認定拘束(保護)装置(UNECE 44/03以降の規格)に着座させること。3歳から11歳で身長135センチ未満の子どもは適切なチャイルドシートに乗せなければならない。12歳以上で身長135センチ以上の子どもはシートベルトを着用してもよい。
ガーンジー
(英国王室
属領)
前部座席ではシートベルト着用が義務付けられる 6歳以下の子どもを前部座席に乗せるときは、年齢と体重に適合した拘束(保護)装置に座らせる。6歳以上10歳以下の子どもを前部座席に乗せるときは、大人用シートベルトに補助装置(ブースタークッション等)を取り付けて拘束する。14歳未満の子どもを後部座席に乗せるときは拘束(保護)装置に座らせるか、シートベルトを着用させる。
香港 シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 15歳未満の乗員は年齢と体重に適合した認定チャイルドシートを使ってしっかりと拘束する。
ハンガリー シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 身長150センチ以下の子どもには体重に適合した拘束(保護)装置を着用させること。3歳未満の子どもは、拘束(保護)装置が後ろ向きに取り付けられていてエアバッグがない場合、もしくはエアバッグの作動が停止されている場合は前部座席に着座させてもよい。3歳以上で身長135センチ以上の子どもは、後部座席に乗せシートベルトを着用させてもよい。
アイスランド シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳未満の子どもは身長に合わせた認定拘束(保護)装置に着座させなければならない。3歳以上で身長150センチ未満の子どもは身長・体重に適合した拘束(保護)装置に着座させなければならない。
インド 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件なし
インドネシア 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件なし
イラン 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 子どもを前部座席に乗せてはならない。
アイルランド シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳未満の子どもは、後ろ向きに取り付けられたチャイルドシートに座らせ、エアバッグの作動が停止されていれば前部座席に乗せて運転してもよい。3歳以上で身長150センチ未満、体重36キロ未満の子どもを乗せて運転する場合は、適切な拘束(保護)装置の使用が義務付けられる。
イスラエル シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 1歳未満の子どもは後ろ向きのシートに座らせ、前部座席に乗せるときはエアバッグの作動を停止しなければならない。1歳以上3歳未満の子どもを前部座席または後部座席に乗せるときは、身長・体重に適合したチャイルドシートに座らせる。3歳以上7歳以下の子どもはチャイルドシートに座らせるか、身長・体重に適合するようブースターシート(ジュニアシート)を使ってシートベルトを着用させる。8歳以上の子どもは大人として扱われる。
イタリア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 体重36キロ以下、身長150センチ以下の子どもをイタリアで登録された車に乗せて運転する場合は、体格に適合した拘束(保護)装置を着用させねばならない。体重9キロ以下の子どもは後ろ向きに取り付けられたチャイルドシートに着座させなければならない。イタリア国外で登録された車については、登録された国の法規によるものとする。
日本 前部座席、後部座席とも、乗員はシートベルト着用が義務付けられる 6歳未満の子どもは、年齢と体格に応じたチャイルドシート(安全基準に適合したもの)を使用する。
ジャージー
(英国王室
属領)
前部座席ではシートベルト着用が義務付けられる。後部座席では着用が推奨される 3歳未満の子どもは適合したチャイルドシートを使用させなければならない。3歳以上11歳以下の子どもはチャイルドシートを使用、または大人用シートベルトを着用させる。12歳-13歳の子どもは大人用シートベルトを着用させる。これらの規則は前部座席・後部座席双方に適用される。
ヨルダン 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 10歳未満の子どもを前部座席に乗せてはならない。
ケニア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 法的要件なし
韓国
(大韓民国)
シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 子どもを前部座席に乗せるときは、チャイルドシートを使用、またはシートベルトを着用させる。
クウェート 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 子どもを前部座席に乗せてはならない。
ラトビア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 身長150センチ以下の子どもは専用のチャイルドシートの使用、または大人用シートベルトの腰ベルトの着用が義務付けられる。
レバノン 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件はないが、チャイルドシートは使用されている。
リトアニア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 身長に適合したチャイルドシートがない場合は、12歳未満の子どもを前部座席に乗せてはならない。
ルクセンブルク シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳未満の子どもは認定拘束(保護)装置の着用が義務付けられる(路線バスと長距離バスを除く)。3歳以上17歳以下で身長150センチ以下の子どもは、適合した拘束(保護)装置を使用すること。子どもの体重が36キロ以上の場合、後部座席でシートベルトまたは腰ベルトを着用させてもよい。
マケドニア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
マダガスカル 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件なし
マレーシア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 法的要件なし
マルタ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳未満の子どもは適合した拘束(保護)装置の着用が義務付けられる。3歳以上10歳以下で身長150センチ以下の子どもを前部座席に乗せて運転する場合は、適合した拘束(保護)装置に着座させなければならない。
後部座席では、適切なチャイルドシートがある場合は子どもにそれを使用させ、ない場合は大人用シートベルトを着用させる。11歳以上14歳未満で150センチ以上の子どもは大人用シートベルトの着用が義務付けられる。
モーリシャス シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 法的要件なし
メキシコ 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 8歳未満の子どもを前部助手席に乗せて運転してはならない(バンまたは小型トラックを除く)。
モルドバ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
モナコ シートベルト着用の義務なし 法的要件なし
モンテネグロ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
モロッコ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 10歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
ナミビア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳以上14歳以下で身長150センチ未満の子どもは幼児用拘束(保護)装置を使用、またはシートベルトを着用する。
オランダ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 身長135センチ未満の子ども(18歳未満)については、UNECE44/03以降の規格に準拠し、身長に適合した拘束(保護)装置の使用が義務付けられる。これは前部・後部座席の双方に適用される。3歳未満の子どもを拘束(保護)装置がない車に乗せて運転してはならない。
ニュージーランド シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 5歳未満の子どもは年齢と身長に適合した認定拘束(保護)装置に座らせる。5歳以上7歳以下の子どもを前部座席に乗せる場合はチャイルドシートまたはシートベルトで固定する。拘束(保護)装置またはシートベルトがない場合は子どもを後部座席に乗せる。8歳以上の子どもはシートベルトが身体に適合していれば前部座席に座ってもよいが、ない場合は後部座席に座る。
ノルウェー シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 4歳未満の子どもは専用の拘束(保護)装置に着座させなければならない。4歳以上の子どもは拘束(保護)装置またはシートベルトの着用が義務付けられる。
オマーン 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件はないが、検討中。
パキスタン 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件なし
ペルー シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 法的要件なし
ポーランド シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満で身長150センチ以下の子どもは、身長に合わせたシートベルトまたは認定設計の専用シートによる拘束が義務付けられる。前部座席にエアバッグが装備された車については、前部座席に後ろ向きに取り付けたチャイルドシートに子どもを乗せることは禁止されている。
ポルトガル シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満で身長150センチ未満の子どもについては、身長に合わせた専用の拘束(保護)装置が車の前部座席に取り付けられている場合を除き、前部座席に乗せて運転してはならない。前部座席しかない車は適用外とする。
ルーマニア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
ロシア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 専用の拘束(保護)装置がない場合は、12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
セルビア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳以下の子どもは拘束(保護)装置に着座させなければならない。前部座席に拘束(保護)装置を後ろ向きで取り付ける場合は、エアバッグの作動を停止させなければならない。3歳から12歳の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
シンガポール シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 8歳未満の子どもを前部座席または後部座席に乗せるときは、年齢と身長に適合したチャイルドシートに座らせる。
スロバキア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子ども(および身長150センチ以下)を車の前部座席に乗せて運転してはならない。
スロベニア シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満で150センチ以下の子どもは、年齢に適合したチャイルドシートに着座させなければならない。チャイルドシートはUNECE規格44/03または44/04に適合していなければならない。シートベルトのない車の場合、子どもは後部座席に着座させなければならない。
南アフリカ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 14歳未満の子どもは体重と身長に適合したチャイルドシートまたはその他の拘束(保護)装置でしっかりと固定する。
スペイン シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満で身長135センチ以下の子どもを前部座席に乗せて運転する場合は、子どもを拘束(保護)装置に着座させることが義務付けられる。身長135センチを超える子どもは大人用シートベルトを着用させてもよい。身長135センチ以下の子どもを後部座席に乗せる場合も拘束(保護)装置の着用が必要となるが、市街地を走行するタクシーは適用外となる。
スリランカ 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件なし
スウェーデン シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 身長135センチ未満の子どもは、年少者専用拘束(保護)装置または車に装備された一般用シートベルトを利用可能な専用シートに着座させなければならない。これは前部座席・後部座席双方に適用される。身長135センチ以上で15歳以下の子どもについては、運転手が適切な拘束がなされているか確認する義務がある。
スイス シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子どもにはUNECE規格44/03以降の規格に準拠した拘束(保護)装置の着用が義務付けられる。身長150センチ以上の子どもは適用から除外される。
シリア 法的要件なし 法的要件なし
タンザニア 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件なし
タイ 運転手と前部座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 法的要件なし
チュニジア 個人所有の自動車の前部座席に関して、家屋密集地域外および高速道路においてはシートベルト着用が義務付けられる 10歳未満の子どもを車の前部座席に乗せてはならない。ただし、後部座席がない場合、または後部座席が同年齢の子どもによって占有されている場合は例外とする。乳幼児専用のシートを使用すること(後部座席への設置が推奨される)。
トルコ シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを車の前部座席に乗せて運転してはならない。
ウクライナ 運転手と前部座席の乗員は着用が義務付けられる 12歳未満で身長145センチ未満の子どもを前部座席に乗せて運転することは禁じられている。乳幼児は専用シートがある場合のみ、前部座席に乗せて運転することが許可される。
英国 シートベルトが装備された座席の乗員すべてに着用が義務付けられる 3歳未満の子どもを前部座席または後部座席に乗せて運転する場合は、子どもを認定拘束(保護)装置に着座させなければならない。3歳から12歳で身長135センチ未満の子どもを前部座席に乗せて運転する場合は、認定拘束(保護)装置に着座させるか、シートベルトを着用させなければならない。後部座席に乗せて運転する場合は認定された拘束(保護)装置に着座させるか、車に装備されていればシートベルトを着用させなければならない。
米国 以下の州では前部座席・後部座席ともシートベルト着用が義務付けられる:
アラスカ
カリフォルニア
デラウェア
コロンビア特別区
アイダホ
インディアナ
カンザス
ケンタッキー
ルイジアナ
メイン
マサチューセッツ
ミネソタ
モンタナ
ネバダ
ニュージャージー
ノースカロライナ
ニューメキシコ
オレゴン
ロードアイランド
サウスカロライナ
テキサス
ユタ
バーモント
ワシントン
ウィスコンシン
ワイオミング
ニューハンプシャー州では18歳以上を対象とする規則はない。その他の州では前部座席の乗員はすべてシートベルト着用が義務付けられる。
各州のチャイルドシート要件
アラバマ 0-5歳
アラスカ 0-4歳
アリゾナ 0-4歳
アーカンソー 0-6歳または体重60ポンド未満 (27キロ)未満
カリフォルニア 0-5歳または体重60ポンド未満
コロラド 0-7歳
コネチカット 0-6歳または体重60ポンド未満
デラウェア 0-7歳または体重66ポンド未満
ワシントンDC 0-7歳
フロリダ  0-3歳
ジョージア 0-5歳かつ身長57インチ未満
ハワイ 0-7歳または身長4フィート9インチ未満
アイダホ 0-6歳
イリノイ 0-7歳
インディアナ 0-7歳
アイオワ 0-5歳
カンザス 0-7歳または体重80ポンド未満または身長57インチ未満
ケンタッキー 0-6歳かつ身長40インチ(1メートル)以下
ルイジアナ 0-5歳または体重60ポンド未満
メイン 0-8歳かつ体重80ポンド未満
メリーランド 0-7歳または体重65ポンド未満または身長57インチ未満
マサチューセッツ 0-7歳または身長57インチ未満
ミシガン 0-7歳かつ身長57インチ未満
ミネソタ 0-7歳かつ身長57インチ未満
ミシシッピ 0-6歳
ミズーリ 0-7歳または体重80ポンド未満または身長4フィート9インチ未満
モンタナ 0-5歳または体重60ポンド未満
ネブラスカ 0-5歳
ネバダ 0-5歳かつ体重60ポンド未満
ニューハンプシャー 0-5歳かつ身長55インチ未満
ニュージャージー 0-7歳かつ体重80ポンド未満
ニューメキシコ 0-6歳または体重60ポンド未満
ニューヨーク 0-7歳
ノースカロライナ 0-7歳かつ体重80ポンド未満
ノースダコタ 0-6歳かつ身長57インチ未満または体重60ポンド未満
オハイオ 0-7歳
オクラホマ 0-5歳
オレゴン 0-7歳または体重40ポンド未満かつ身長4フィート9インチ未満
ペンシルバニア 0-7歳
ロードアイランド 0-7歳で身長57インチ未満かつ体重80ポンド未満(後部座席の場合)
サウスカロライナ 0-5歳かつ体重80ポンド未満
サウスダコタ 0-4歳かつ体重40ポンド未満
テネシー 0-8歳かつ身長4フィート9インチ未満
テキサス 0-7歳かつ身長57インチ未満
ユタ 0-7歳かつ身長57インチ未満
バーモント 0-7歳
バージニア 0-7歳
ワシントン 0-7歳かつ身長4フィート9インチ未満
ウェストバージニア 0-7歳かつ身長4フィート9インチ未満
ウィスコンシン 0-7歳で体重が80ポンド以下かつ身長が57インチ未満
ワイオミング 0-8歳(後部座席の場合)

*1ポンド=約453.6グラム

*1フィート=約30.48センチメートル
*1インチ=約2.54センチメートル
ウルグアイ すべての座席の乗員はシートベルト着用が義務付けられる 12歳未満の子どもを前部座席に乗せて運転してはならない。
ベトナム シートベルトが装備された座席の乗員はシートベルト着用が推奨される 法的要件なし
イエメン 運転手と前部座席の乗員は着用が義務付けられる 法的要件なし
ジンバブエ 運転手と前部座席の乗員は着用が義務付けられる 10歳未満の子どもは後部座席に乗せなければならない。ただし、軽ピックアップトラック等、後部座席がない場合は、子どもの身長に合わせた適切な拘束(保護)装置があれば前部座席に乗せてもよい。10歳以上の子どもを前部座席に乗せるときはシートベルトを必ず着用させる。

最終更新日 2011年10月
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出典:AIT-FIA Information Centre(OTA)

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