【施設イベント紹介】ひみつ基地ミュージアム
お知らせ 熊本
2025年07月07日
JAF熊本支部はひみつ基地ミュージアムとJAF会員優待契約を結んでいます。
通年優待では、JAF会員証提示で【地下魚雷調製場ガイド付き入館者へステッカー進呈】を実施しています。それに加え、7月1日(火)~8月20日(水)で特別優待企画としてJAFアプリクーポン提示で、【ソフトクリーム100円引】を実施いたします。
そこで、7月19日(土)開催の企画展「赤とんぼ」をはじめ、ガイドツアーや地下壕についてもご紹介いたします。
戦後80年特別企画展「赤とんぼ」~Willowと呼ばれた飛行機~
7月19日(土)~8月31日(日)で開催!
練習機から、特攻機へ。人吉海軍航空基地に最も多く残された飛行機「赤とんぼ」。
昭和二十年、南九州に課せられたある目的を果たすため九三式中間練習機はその役目を大きく変えていました。
赤とんぼの誕生から、終戦を迎えるまで連合軍によるコードネーム「ウィロウ(willow)」と呼ばれた飛行機が辿った歴史を日米双方の資料から紐解きます。

戦後80年のいま、地下に残る歴史をたどるガイドツアーのご案内
ガイドツアーでめぐる見どころ!料金・プランをご紹介!
ミュージアムでは、目的や所要時間に応じて3種類のガイドツアーを実施しています。いずれのコースも専門ガイドが同行し、地下壕内を歩きながら各所を案内します。

ベーシックプラン
■プラン…資料館+ガイドツアー1ヶ所■所要時間…約60分
■料金…大人(高校生以上)800円
スタンダードプラン
■プラン…資料館+ガイドツアー3ヶ所+屋外音声ガイド利用■所要時間…約90分
■料金…大人(高校生以上)1,500円
プレミアムプラン
■プラン…資料館+ガイドツアー4ヶ所+屋外音声ガイド利用■所要時間…150分
■料金…大人(高校生以上)2,000円
※全プラン、小中学生は大人の300円引・未就学児は無料
地下に残された“もうひとつの戦争”と、語り継ぐ使命
地下壕
ミュージアムの中核となるのが、ガイドツアーで巡る地下壕です。全長約230メートルに及ぶ魚雷調整場跡や、地下兵舎壕・作戦室・無線室。
これらは国によって整備されたわけではなく、地域の人々と有志の調査により少しずつその姿を明らかにしてきた“民間発”の戦争遺構です。
保存の難しさや風化の危機の中にありながらも、現地ガイドの説明とともにその意味を深く理解できるのがこのツアーの大きな特徴。
廃墟ではなく、「歴史の証人」としての場所に向き合う時間が、訪れる人の心に静かに残ります。

未来へつなぐ学びの場として、訪れるすべての人へ
この施設は、戦争を賛美するものではありません。むしろ、戦争の爪痕と、そこで生きた人々の姿を“見せる”ことを通じて、戦争の非情さと平和の尊さを伝えようとする場所です。
私たちJAFは、このような地域の取り組みと連携し、多くの方に「知るきっかけ」を届けたいと考えています。
ご家族で、友人と、またはおひとりでも。ぜひ一度、地下壕の静寂に身を置いてみてください。
戦後80年という節目に、“語らない遺構”の声に耳を傾けることで、私たち自身の平和への意識もまた、新たな一歩を刻むことになるはずです。