【新潟交通×JAF新潟】路線バスとクルマの交通安全 第1弾
お知らせ 新潟
2025年07月03日
路線バスの運転手さんに聞いた安全運転のヒント
新潟県の佐渡・下越地方において、長年にわたり地域の移動手段として重要な役割を担ってきた新潟交通さん。JAF新潟支部はその新潟交通さんと連携して、交通安全活動を展開しています。
このページでは、バスの運転手さんが運行中に経験したヒヤリハットや、意外と知られていないバスに関する交通ルールなどを紹介しながら、路線バスとクルマが安全安心に共存する交通社会を目指して、路線バスの運転手さんに聞いた安全運転のヒントをお伝えしてまいります!
路線バス走行中のヒヤリハット
ヒヤリハットの概要

・バス停を発車した直後、右車線にいた車が急にバスの前に割り込んできて、あやうく接触するところでした。
・バスは発進の前に発進の合図を出していました。
今回は急ブレーキをかけてなんとか事故を回避できましたが、やむを得ない急ブレーキであっても立っていたお客様が転倒してケガをしてしまうなど"車内事故"の発生につながりかねません。
・バスは発進の前に発進の合図を出していました。
今回は急ブレーキをかけてなんとか事故を回避できましたが、やむを得ない急ブレーキであっても立っていたお客様が転倒してケガをしてしまうなど"車内事故"の発生につながりかねません。
今回ご協力いただいた運転士さんについて

・渡辺 弘です。 入社して30年になります。
・高速バスを25年間担当しておりました。
・今は運転研修センターで、主に新人運転士の教育をおこなっています。
・高速バスを25年間担当しておりました。
・今は運転研修センターで、主に新人運転士の教育をおこなっています。
事故防止のためにドライバーができること
路線バスとの交通事故を防止するために、まずバスの車両特性を頭に入れておくことが重要です。バスは大型車両であり、乗客の安全を最大限に配慮した運転が求められるので、急な進路変更や急ブレーキは事故回避のためにやむを得ない場合を除き、しないことになっています。車体の重さゆえに慣性力が大きく働くバスは、急ブレーキをかけてもすぐには止まれません。
そのため、バスの前への急な割り込みは避けるようにしましょう。
進路変更をおこなう際には、ミラーおよび目視により前後の車両との十分な車間距離を確認してください。
バス停付近では路線バスが停車と発車を繰り返します。バス停付近でバスを見かけた時はバスの動きを予測しましょう。
バスが発進の合図を出している時は追い越し禁止です。
バスの運行ルートに慣れていない道路を走行する場合は、「バス優先レーン」の標識などを頼りにバスの動きを予測します。
周囲の交通状況に注意を払って安全かつ思いやりを持った運転が重要です。
JAFではOmoiyalty Drive (思いやりティ ドライブ)を推進しています!
「街をゆくすべてのクルマが思いやりいっぱいだったら、もっと素敵な交通社会が成り立つはず」Omoiyalty Drive (思いやりティ ドライブ)はそんな想いをみんなで叶える思いやりのプロジェクトです。
「思いやりのある行動を心がけること。そして、その思いを周りにも伝えること」がプロジェクトの趣旨です。
行動の例として、「どうぞ」「ありがとう」の合図、道路の譲り合い、歩行者優先の運転、車間距離を空けた運転、雨や雪の日の減速などがあります。
残念ながら「ウインカーを出すのが遅い」「車間距離を取らずに走行している」「無理な割込みがある」という声を時折耳にしますが、こうした運転は危険なだけでなく、「他者への思いやり」が欠落しているとも言えます。
「他者への思いやり」があれば交通マナーもおのずと向上し、交通事故を防止する運転につながります。
知っていますか? バスにまつわる交通ルール
路線バスの発進妨害

バスが方向指示器を点灯させて停留所から発進しようとしている場合、その進行を妨げる行為は禁止されています(道路交通法第31条の2)。
このルールがあることで、バスはスムーズな合流が可能となり、乗客の安全と交通の円滑化を図ることができます。
バス・クルマの双方が気持ちよく走行するためにも、ドライバーは「ルールを守る」だけでなく、他者への思いやりを忘れない運転を心掛けたいものです。
このルールがあることで、バスはスムーズな合流が可能となり、乗客の安全と交通の円滑化を図ることができます。
バス・クルマの双方が気持ちよく走行するためにも、ドライバーは「ルールを守る」だけでなく、他者への思いやりを忘れない運転を心掛けたいものです。