【JAF新潟】寒い日のバッテリー上がりにご注意を!
お知らせ 新潟
2025年01月22日
12月~3月にバッテリー上がりが増加傾向
バッテリー上がり全体の約27%を占める
マイカーのバッテリーを定期的に点検していますか??バッテリー上がりとは、車のバッテリーに蓄えられた電気がなくなってしまうことです。それにより、エンジンの不始動(=エンジンがかからない)やかかりにくくなります。
冬はバッテリー上がりが増加する季節でもあります。以下のグラフはJAF新潟支部における、2023年度のバッテリー上がりによる救援の件数を表しています。グラフによると、12月~3月の期間は、それ以外の期間に比べてバッテリー上がりの件数が増加しているのが分かります。
JAF新潟支部では、安全で楽しいお出かけにするために、こまめなバッテリーの点検を呼びかけています。
バッテリー上がりになる理由
バッテリー上がりになる理由として、充電量よりも放電量(=使用量)が上回り、エンジンを始動させるだけの電力を確保できくなることで発生します。主な状況としては、以下のような状況があります。
●エンジンが停止した状態でライトや室内灯を付けたままにした
●長期間乗らなかった(=自然放電)
●走行距離が短く、充電量が少ない
●バッテリーの寿命
実は、バッテリーはとても「寒がり」です。冬の時期は気温が下がるため、バッテリーのトラブルが起こりやすくなります。バッテリーの内部では、バッテリー液(希硫酸)が化学反応を起こすことにより、電気の充電や供給を行います。温度が低くなると化学反応が鈍くなってバッテリーの性能が下がります。そのため、電気を蓄える力が落ちたり、電圧が上がりにくくなるといわれています。
また、新潟県では冬に雪や雨が多く、エアコンのほかにも、ヘッドライトやワイパー、ブレーキランプなど多くの電装品を使用することからバッテリーに負荷がかかりやすい環境といえます。
バッテリー上がりを防ぐために
バッテリー上がりを防ぐためには、「定期的な点検」が有効です。バッテリーを良好な状態で使用するためにも、必要なことです。点検ポイントは、バッテリーの液量は本体横についているUPPER LEVEL(最高液面線)とLOWER LEVEL(最低液面線)の間で足りているか、バッテリー上部にある+と-の端子の腐食や取り付け金具の緩みはないか、6つあるキャップの通気口に白い腐食物やゴミなどが付着してふさいでいないか、などを日頃から確認しておきましょう。
また、バッテリー液が減りやすい、バッテリー本体が膨らんでいるなど、外観から見て分かる異常もあります。これらの異常を発見した場合には、できるだけ早く自動車整備工場やガソリンスタンドなどで点検を受けましょう。
そのエンジン不始動、実は「プラグかぶり」かも!?
「プラグかぶり」とは?
「プラグかぶり」は寒い時期に多いトラブルの1つです。
エンジンが冷えている状態で始動すると、エンジンを暖めようと回転数をあげて混合気(燃料と空気)を多めに噴射します。
この時、すぐにエンジンを切ってしまうと、多めに送られた混合気が燃焼しきれず、液体に戻ってスパークプラグを濡らしてしまいます。
結果、濡れたスパークプラグは火花を散らしにくくなり、エンジンを掛けれなくなる『プラグかぶり』の症状が出てしまいます。
(バッテリー上がりと思い、救援要請をしたところ、実は「プラグかぶり」だったというケースもあるんです。。)
プラグかぶりは、例えば寒い日に駐車場でほんの少し車を移動させた後にすぐエンジンを切ってしまうことで発生する可能性があります。いったんエンジンをかけたら短時間で切らないことが、予防につながります。
※エンジンが始動できず、スタートボタンやキーを長く回し続けると、バッテリーの放電が進む上に、場合によってはスターターモーター内部で焼き付く原因にもなります。連続してセルを回し続けないようにしましょう。
※セルを回しても「カチッ」と音がするだけだったり、「キュル、キュル、キュル」と回転が遅い場合や、全く反応がない場合はプラグかぶり以外の原因も考えられます。
エンジンが冷えている状態で始動すると、エンジンを暖めようと回転数をあげて混合気(燃料と空気)を多めに噴射します。
この時、すぐにエンジンを切ってしまうと、多めに送られた混合気が燃焼しきれず、液体に戻ってスパークプラグを濡らしてしまいます。
結果、濡れたスパークプラグは火花を散らしにくくなり、エンジンを掛けれなくなる『プラグかぶり』の症状が出てしまいます。
(バッテリー上がりと思い、救援要請をしたところ、実は「プラグかぶり」だったというケースもあるんです。。)
プラグかぶりは、例えば寒い日に駐車場でほんの少し車を移動させた後にすぐエンジンを切ってしまうことで発生する可能性があります。いったんエンジンをかけたら短時間で切らないことが、予防につながります。
※エンジンが始動できず、スタートボタンやキーを長く回し続けると、バッテリーの放電が進む上に、場合によってはスターターモーター内部で焼き付く原因にもなります。連続してセルを回し続けないようにしましょう。
※セルを回しても「カチッ」と音がするだけだったり、「キュル、キュル、キュル」と回転が遅い場合や、全く反応がない場合はプラグかぶり以外の原因も考えられます。
車のトラブルはお任せください!
冬の時期はバッテリーなどに関するトラブルが増加します。トラブルが起きてしまうとせっかくの楽しいお出掛けも気分が下がってしまいます。そんなお車のトラブルはJAFにお任せください。
繁忙シーズンは、救援コールが繋がりにくくなることもありますので、あらかじめ「JAFスマ―トフォンアプリ」のご登録をおすすめします。また、大雪などで救援を多数受けた際は、「ご入会をいただいていない方」からの救援をお断りすることがございますので、お出かけ前のご入会をおすすめします。
■JAFロードサービス救援要請番号■
「0570-00-8139」もしくは「#8139」
繁忙シーズンは、救援コールが繋がりにくくなることもありますので、あらかじめ「JAFスマ―トフォンアプリ」のご登録をおすすめします。また、大雪などで救援を多数受けた際は、「ご入会をいただいていない方」からの救援をお断りすることがございますので、お出かけ前のご入会をおすすめします。
■JAFロードサービス救援要請番号■
「0570-00-8139」もしくは「#8139」
ご注意!
JAFアプリクーポンはJAFスマートフォンアプリをダウンロードいただいている方のみご利用いただけます。
※ご利用方法などの詳細は 「JAFスマートフォンアプリ」のクーポン画面でご確認ください。
※JAFアプリクーポンのご利用にはアプリのダウンロードとログインが必要です。ログインには会員番号が必要になります。
おわりに
当ページでは、バッテリー上がりについてお伝えしてまいりました。2023年4月~2024年3月の期間中、バッテリー上がりによる救援が最も多くを占めました。ここで、バッテリー上がりの中でもハイブリッド車のバッテリー上がりについてお伝えします。
まず一般社団法人日本自動車販売協会連合会の統計によると、近年はハイブリッド車の新規登録数が年々増加しているとの結果が出ています。街中でも見かけることが多くなりました。そんなハイブリッド車ですが、実はバッテリー上がりの救援車となることはできません。端子やバッテリーの充電制御の違いなどいくつか理由があるようですが、大きなものとしては「ハイブリッド車側の故障につながるため」です。多くのハイブリッド車は救援してもらうことはできても、他車を救援することができません。バッテリー上がりを起こした車を救援すると、相手の車のエンジンが始動した瞬間に、ハイブリッド車側に大きな電流が流れます。その結果、ハイブリッドシステムや電気系統が誤作動を起こして故障につながる可能性があるのです。取扱説明書に「救援車にできない」旨が記載されている場合もあり、注意が必要です。
最後に、12月から1月に入りぐっと寒い日が増えてきました。ドライブを楽しんでいただくためにも、こまめな点検をしてトラブルを防いでいただきたいです。