【優待施設のご紹介】天理大学附属天理参考館

お知らせ 奈良

2025年07月09日

~天理大学附属 天理参考館~

西名阪自動車道・天理インターから南へ約3km。
天理大学の附属施設である天理参考館は、世界各地の生活文化資料・考古美術資料を約30万点収蔵する博物館です。約3000点を常設展示しており、特に東アジア地域の民族研究で有名です。各地の資料を通して、それぞれの地域に住む人々の生活や歴史を知り、お互いのこころを理解することを目的としています。 
また、特別展・企画展や、講演会『トーク・サンコーカン』、参考館メロディユー(ミュージアムコンサート)、ワークショップなど、さまざまな活動を行っています。『トーク・サンコーカン』は、一般の方々に考古学や民俗学・鉄道史など、多岐に渡る文化の理解を深めていただけます。 

JAF会員優待内容

■優待内容
入館料 大人100円引

■利用方法
受付時にJAF会員証提示
※他の優待・割引等との併用不可

■対象人数
会員含む4名まで

施設情報

■住所
奈良県天理市守目堂町250
地図はこちら

■TEL
0743-63-8414

■開館時間
9:30~16:30(入館は16:00まで)

■休館日
火曜
※臨時休館日がございますので、詳しくは施設ホームページをご確認ください。

■施設ホームページ
【公式】天理大学附属天理参考館

第99回企画展「こけしⅡ―遠刈田と土湯・中ノ沢―」が開催されます

■開催期間:7月23日(水)~9月8日(月)まで
※休館日:8月5日(火)、12日(火)~17日(日)、19日(火)、9月2日(火)

■開催場所:天理大学附属天理参考館(3階 企画展示室)

■企画展の見どころ
 こけしは豊かな森林資源を有する東北地方を代表する木の人形で、ミズキやカエデなどの木をろくろにかけて挽き、伝統的な模様を美しく描きだした愛らしい郷土人形です。江戸時代に木地師が湯治場のみやげものに作ったのが始まりで、比較的歴史は新しいものです。丸い頭と円筒形の胴という極めてシンプルなかたちですが、東北六県に分布する産地ごとに伝統的な約束事があり、それぞれが個性的です。師匠と弟子の間で継承されてきた技法の特徴で分けられたその個性を、こけしの世界では「系統」と呼び、現在は12系統に分かれています。本展では宮城県の遠刈田系と福島県の土湯系、そして2018年(平成30)に土湯系から分かれた中ノ沢系を取り上げます。今回は昭和10年代に作られたものを中心に“対比”の視点で紹介する試みで
、師弟間の筆致の違いや同じ作り手の模様の変遷など、様々な角度からご覧いただきます。本展がこけしと、こけしを育んだ東北地方を再発見する機会となれば幸いです。

【特設サイト】第99回企画展「こけしⅡ―遠刈田と土湯・中ノ沢―」
【主催】天理大学附属天理参考館
【後援】天理市・天理市教育委員会・歴史街道推進協議会
【協力】日本人形玩具学会、東京こけし友の会、仙台郷土玩具の会、ふくしまこけし談話会、青葉こけし会、こけしと語ろう会、大阪こけし教室、郷土玩具文化研究会

展示品の一部をお見せします(天理大学附属天理参考館 所蔵)

遠刈田系こけし 左端:佐藤直助

土湯系こけし 右端:佐久間虎吉

中ノ沢系こけし 岩本芳蔵