【通年優待紹介】京都文化博物館 総合展示でJAF会員優待がご利用いただけます!

お知らせ 京都

2025年07月11日

総合展示「池大雅展 大雅からのたより」

京都文化博物館では平成7年から、20年以上にわたり毎年「池大雅(いけたいが)展」が開催されてきました。契機は、池大雅美術館から平成6年・25年の2度にわけて全コレクションが京都府へ寄贈されたことにあります。

池大雅美術館は昭和34年、京都市西京区に設立され、大雅と妻・玉瀾(ぎょくらん)に関する書画、書簡、資料などを所蔵していました。平成25年に閉館し、「広く公開し研究に役立ててほしい」という意向から京都府への寄贈が決まりました。

現在「池大雅美術館コレクション」と呼称されているこれらの品々から、今年度は大雅の書簡を中心に紹介されます。薬屋・赤萬(あかまん)の主人である井上泰山(たいざん)とのゆかりを示す資料も展示。赤萬の看板の下書きから、大雅のユーモラスな一面をご覧いただけます。

池大雅 書簡 あさり貝礼状 京都府蔵(京都文化博物館管理)池大雅美術館コレクション

池大雅 慶子老舞踊図 京都府蔵(京都文化博物館管理)池大雅美術館コレクション

総合展示「今井憲一 ―幻想とリアルのあわい」

今井憲一は1907年、京都市に生まれました。京都市第二高等小学校卒業後、独学で油絵を描き始め、津田青楓(せいふう)洋画塾で「見ること」の難しさと重要性を学び、洋画家としての道を歩み始めます。

塾が解散した1933年、独立美術京都研究所の設立に参加。画家仲間と活動する中でシュルレアリスムの影響を受け、今井の画風は徐々に幻想的なイメージへと変化していきました。1938年、第8回独立展に出品した《原生林》は、写生を重視しつつもシュルレアリスム的表現を模索する中でたどり着いた、ひとつの到達点であったといえるでしょう。

1940年代、戦況の悪化とともに、作品にも戦時を生きることの現実が見え隠れするようになります。彼の戦後は、現実社会の幻想性を見つめることから始まりました。

本展では、京都を拠点に活動した今井憲一の初期から晩年までの作品と資料を通して、彼の表現とその時代を振り返ることができます。

今井憲一《原生林》1938年 京都市美術館

今井憲一《バベルの幻想》1955年 京都市美術館

JAF通年優待の詳細について

京都文化博物館 館内
【優待内容】 ①総合展示 入場料20%割引
  ②特別展(除外展あり)団体料金適用
【対象人数】 会員含む2名まで
【利用方法】 受付時にJAF会員証提示
【所在地】 京都市中京区高倉通三条上ル東片町623-1(地図を見る
【開催期間】 池大雅展:7月19日(土)~9月21日(日)
  今井憲一展:7月26日(土)~9月21日(日)
【開室時間】 10:00~19:30(入館は19:00まで)
【休館日】 月曜、7/22、8/12、9/16(7/21、8/11、9/15は開館) 
【問合せ】 075-222-0888
※特別展については優待除外の展覧会があります
※他の優待・割引等との併用不可

本掲載情報は、2025年7月現在のものです。
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