「尾花沢そば街道」で新そばの提供がスタート!

お知らせ 山形

2024年11月07日

~俳聖松尾芭蕉が食べたそばに、思いを馳せて~

古来より厳しい環境に強いそばは農作物として重宝され、尾花沢でも昔から盛んに栽培されてきました。現在では、質・生産量ともに県内随一で、そのおいしさの秘密は寒暖差40度という厳しい気候風土と、御所山から流れ出る清冽な地下水にあります。昔のそばは「そばがき」や「そば餅」など、団子状にして食べるのが普通でした。今日の一般的な長いヒモ状のそばは、かつては「そば切り」と呼ばれ、江戸時代の初期に誕生したものです。もちろん松尾芭蕉の時代には、既にありました。

後の文献によると、芭蕉が訪ねた鈴木家では人をもてなす際に「そば切り振舞」の習慣があったことが確認されており、このことから芭蕉も尾花沢のそばを食したと考えられます。「ゆう遊三味会」は俳聖が食べたことに恥じない地元のそば作りをしようと、市内のそば店が集まって結成されました。芭蕉が滞在したことにちなんで「おくのほそ道 尾花沢そば街道」と銘打った活動を行い、品質維持や技術の向上、イベントを通した内外へのアピールにも努めています。
10月下旬より「おくのほそ道 尾花沢そば街道」で、新そばの提供が始まりました。原種「最上早生」を使用したそばをご堪能ください!

その他の尾花沢そば街道加盟店

・7番所 そば処 べにばな庵
・9番所 そば処 鶴子
・13番所 そば処 滝見亭