【福岡を楽しもう】由来は?「博多」と大バトル!?「福岡」の地名について

お知らせ 福岡

2024年03月04日

「福岡」の地名について ~由来は?博多との対決結果は?~

2024年3月4日更新
2023年11月29日更新


今回は、JAF福岡支部がある「福岡」の地名の由来についてご紹介します。

<地名の由来>
慶長6年に筑前国福岡藩の藩主黒田長政が、名島城から城を移す際、築城の地「福崎」を出身地の備前国福岡庄にちなんで「福岡」と改名したことによります。
→福岡城の大堀の一部が現在の大濠公園です。

その後、「福岡」は城下町として発展しました。

福岡城跡 多聞櫓(画像提供:福岡市)

ちなみに、福岡庄の「福岡」は、「丘のある土地」を縁起のいい字(佳字)を用いて表現した地名、とのことです。


<博多vs福岡>
一方福岡の東には、古くから中国との交易で栄えた商人の町「博多」がありました。

明治時代の市制施行時、「博多市か?福岡市か?」の大論争が巻き起こります。当初は「博多市」が優勢だったとも言われ、いっそ分けてしまえという「分離論」も出る始末。議会での採決も賛否同数で、最終的には議長(福岡部出身)裁決で「福岡市」に決定しました。


<九州の玄関口「博多駅」>
市名の座を譲った「博多」でしたが、国鉄の敷設の際には、博多部に位置することもあり駅名は「博多駅」となりました。その後永らく、博多駅は県庁所在地にあるのに、「その市名を冠しない駅」として全国で唯一のJR駅だったんです!(さいたま市誕生まで)。

2011年3月の九州新幹線全線開通を機に、九州の玄関口として、博多駅エリアはさらに賑やかに活気づいています。



<博多と福岡の境>
「博多」と「福岡」の境は、街中心部を流れる那珂川。
屋台やネオンで知られる中洲を流れる川、といえば他県の方にもピンとくるでしょうか。
そこには、福岡と博多を結ぶ、その名も「福博であい橋」がかかっています。


福博(ふくはく)」とは、福岡市街地全域をさす、主にメディアなどで使われる表現です。


ちなみに、JAF福岡支部は、福博のはるか西方、福岡市早良区室見に位置しています。

JAF福岡支部前の風景について、下記リンク先「【おでかけ】室見川のご紹介(福岡市早良区)」の記事でも紹介しています。福博とはまた違った、のどかな風景が広がる室見川周辺はいったいどんな場所でしょうか?ぜひご覧ください。