【JAF新潟】雪が降る冬を前に…タイヤのトラブルにご注意を!
お知らせ 新潟
2024年12月09日
件数は比較的少ないものの冬の季節も注意が必要
新潟県におけるタイヤのトラブル全体の約25%を占める(12~3月)
マイカーのタイヤを定期的に点検していますか?これから降雪・積雪の季節となる新潟県では、タイヤ交換をご自身でされる方もいらっしゃるかもしれません。
タイヤのトラブルの主なものは、走行中、タイヤに穴が開くなどして中の空気が漏れる「パンク」や、タイヤの側面が破裂する「バースト」などがあります。以下のグラフは、JAF新潟支部における2023年度の「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」による件数を表しています。同トラブルは、新潟県内において2番目にトラブルが多く、全体で2番目に多いトラブルとなっています。グラフによると、12月~3月の冬の期間のトラブル件数は比較的少なくなっていますが、油断は禁物です!!ウインタースポーツなどが盛んになるこの季節…JAF新潟支部では、安全で楽しいお出かけにするためにこまめなタイヤの点検を呼びかけています。
(…この時期だからこその注意点もありますので、当ページで紹介します!)
タイヤのトラブルが起きる原因
タイヤのトラブルの原因として、クギや金属片などの異物が刺さった、経年劣化、落輪や事故による損傷、空気圧不足など、一口に「タイヤのトラブルの原因」と言っても、多岐にわたります。しかし、これらの原因の多くは、「日常的な点検」で防ぐことができるものです。
特に空気圧は見た目でわかりにくくトラブルが起こって初めて気づくケースもあります。パンクやバースト、ホイールからタイヤが外れるなど、タイヤのトラブルの原因となるだけではなく、操縦性や燃費の悪化、タイヤの寿命を縮めることにつながる場合もあります。また、タイヤがパンクしている状態で走行を続けると、ハンドルを取られたり、ホイールを傷つけてしまうなどリスクがあるため、無理な走行は控えてください。
それらのことから、定期的に空気圧を測定することをおすすめします。空気圧は、空気圧計(エアゲージ)を使って計測することも可能ですが、ガソリンスタンドやカー用品店で計測してもらうこともできます。
タイヤ交換のこの季節…注意点があります!
2023年ジャッキ倒れ、タイヤ外れによる県内の受付件数は58件
新潟県内で降雪・積雪が始めるこの季節、ご自身でタイヤ交換をされる方もいらっしゃることと思います。2023年11月1日~12月31日の期間中、JAFロードサービス受付件数によると、タイヤ交換時のジャッキ倒れ(※1)が38件、タイヤ外れ(※2)が20件となりました。これらのトラブルはタイヤ交換の時期に増加する傾向があり、注意を呼び掛けています。(※1)ジャッキ倒れ
ジャッキで車体を持ち上げているときに、不安定な状態からジャッキが倒れてしまうことを指します。タイヤを外した状態でジャッキが倒れてしまうと、車体にダメージが負うばかりではなく作業者自身が怪我をしてしまう可能性もあるため、危険です。
(※2)タイヤ外れ
タイヤの締め付けが甘くタイヤが車体から外れるもしくは外れかかっている状態のことを指します。タイヤが外れると車体がコントロールを失い事故につながる恐れがあるほか、外れたタイヤが他車や歩行者などにぶつかるなど危険がともないます。
タイヤ交換は平らな場所で!
まず、平らで安定した場所で選択することです。あわせて、周囲に人や物がないか安全確認をします。砂利やぬかるみを避けて、硬く平坦な場所で作業をするようにしましょう。傾斜がある場所や砂利、砂の上のような不安定な場所での作業は避けることがポイントです。
次に、車両が動かないように措置をとることです。車のサイドブレーキを確実にかけ、AT車はギアをP(パーキング)に入れて、MT車の場合はギアを1速に入れて動かないようにしましょう。輪止めがあれば、ジャッキアップしていない側のタイヤに設置し、安全対策を取りましょう。(※)
そして、適切なジャッキアップポイントに注意をするということです。ジャッキアップポイントは車両の取扱説明書に記載がされています。ジャッキを使用する前に確認しておきましょう。誤った位置にジャッキをかけてしまうと、車体が不安定になり倒れやすくなったり、ボディを傷つけてしまう可能性もあります。車種によっては見た目で分かりにくいこともあるため、事前の確認が重要です。
作業をする場所や安全対策をおろそかにすると作業中にジャッキが倒れて、思わぬケガにつながる可能性がありますので注意が必要です。
(※)車体側面からジャッキアップする際は、交換する位置の対角線上に輪止めを設置します。
タイヤ交換時、ナットの締め付けは十分ですか?
もしかしたら、「とにかく強く締め付ければいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。締め付け具合は強すぎても弱すぎてもよくないです。締め付けが足りていなければ、タイヤのブレや車体のがたつきが生じ、最悪の場合、タイヤが外れて大きな事故につながる恐れがあります。また、逆に強く締めすぎた場合、ホイールナットの損傷やタイヤを取り付けるハブボルトが折損し、タイヤ外れにつながるなど、事故につながりかねません。
(タイヤ交換後に走行中、異音を感じて自動車販売店に入庫したところ、締め付けが足りず、タイヤが外れる寸前だったという話を聞いたことがあります…)
タイヤの締め付け度合いは車両によって異なります。締め付ける強さは、取扱説明書に記載がありますので、タイヤの交換に取りかかる前に必ず確認が必要です。また、締め付ける度合いは、画像にある「トルクレンチ」という工具を使用します。トルクレンチがお手元にない場合は、タイヤ交換後速やかに自動車販売店やカー用品店などで締め付け度合いを確認するようにしましょう。
タイヤの交換をした後、タイヤの空気圧をチェックも忘れずに!
よく耳にするトラブルの「ジャッキ倒れ」や「ジャッキポイントを間違えた」などが起こらず、無事にタイヤ交換を終えて満足していませんか?…タイヤ交換それでは終わりではありません!!
なぜならば、外して保管していたタイヤの空気が抜けている場合があるからです。空気圧が低いと先述のようなトラブルにつながる場合があります。ご自身でタイヤを交換された場合は、必ず空気圧の点検および必要であれば空気の補充をするようにしましょう!
タイヤの空気圧は画像にあるような「エアゲージ」という道具を使って計測および空気を補充します。タイヤ交換の際にお手元にない場合は、カー用品店やガソリンスタンドなどで計測と補充が必要です。
車のトラブルはお任せください!
繁忙シーズンは、救援コールが繋がりにくくなることもありますので、あらかじめ「JAFスマ―トフォンアプリ」のご登録をおすすめします。また、大雪などで救援を多数受けた際は、「ご入会をいただいていない方」からの救援をお断りすることがございますので、お出かけ前のご入会をおすすめします。
■JAFロードサービス救援要請番号■
「0570-00-8139」もしくは「#8139」