【JAF新潟】交差点を安全に走行するために(新潟市中央区:流作場五差路編)

お知らせ 新潟

2024年09月09日

皆さんは交差点を通行するとき、どのようなことに気を付けていますか?
新潟県警察「交通年鑑」によると、交差点およびその付近で発生した事故件数は2022年度で1,560件にものぼります。
一口に交差点といっても、十字路、丁字路、Y字路など…形態が多岐にわたります。今回はその中でも、新潟市中央区の『流作場五差路(りゅうさくばごさろ)』についてその特徴や通行時のポイントについてお伝えします。

流作場五差路とは?

新潟市中央区流作場五差路の画像
「流作場五差路」は、新潟市中央区に位置する5本の道路が交差する多差路(※)です。西堀前通、流作場通、白山浦通などが交差しており、各方向からの進入が可能です。一部の進入路には一方通行の規制が設けられており、特に進行方向に指定のある場所からの進入時には注意が必要です。
同交差点は車両や歩行者の交通量が非常に多い場所でもあります。交差点内には複数の信号機が設置されており、各進行方向に応じた信号機が存在します。特に朝夕の通勤時間帯には混雑しやすいため、注意が必要なポイントといえます。(地図を見る

(※)多差路…交差点の形態の一つです。集まった道路が5本以上になると「多差路」と呼ばれるようになります。道路の本数に応じて、五差路、六差路、七差路と表記される場合もあります。
新潟市中央区流作場五差路の画像
新潟市中央区流作場五差路の画像
新潟市中央区流作場五差路の画像

通行時のポイント

複数個ある信号に注意

新潟市中央区流作場五差路の画像
五差路という特性上、信号サイクルが他の交差点よりも多様であることに注意が必要です。各方向からの交通をスムーズにするため、信号の変わり目をよく確認し、焦らずに進行することがポイントです。特に斜めに交差する道路もあるため、信号の指示に従わないと危険な状況が発生しやすいです。
歩行者用信号についても注意すべき点があります。歩行者信号は車両用信号と連動しており、右折車や左折車が歩行者と交錯するタイミングに注意が必要です。ドライバーは自身の信号を確認するとともに、歩行者の動きにも注意が必要です。歩行者は青信号であっても、車両の動きを確認してから横断することが安全です。また、自転車横断帯が交差点内に伸びていることから、自身の信号を確認するとともに自転車の動きにも注意を払いましょう。

車線と周囲の車の動き

新潟市中央区流作場五差路の画像
流作場五差路は進行方向によって画像のような複数の車線が設けられています。ここを安全に通行するためには、特に「複数ある車線と他車の動き」に注意を払うことが重要です。画像では、進行方向に応じて「沼垂(ぬったり)」「明石通(あかしどおり)」「新潟駅」というように路面にペイントがなされ、分けられています。交差点に近づく際には事前に目的地に応じた車線を確認し、余裕をもって車線変更を行うよう心がけましょう。急な車線変更は他の車両の混乱を招き、事故の原因となる可能性があります。
交差点の前後には「バス優先」の標識が設けられているため、該当する時間のバスの動きにも注意が必要です。
また、交差点内では他車の動きにも注意を向けることがポイントです。信号が青に変わった直後や、交差点を左折・右折する際には、周囲の車両や歩行者、自転車の動きをしっかりと確認することが必要です。多くの車両が異なる方向に向かうため、予測できない動きが発生しやすい場所でもあります。
さらに、信号の変わり目や混雑時には、無理な進入を避け、余裕を持った運転を心掛けることが大切です。

通行方向の制限

新潟市中央区流作場五差路の画像
流作場五差路には、一部進行方向の制限がある場所があります。交差点に近づく際には、事前に一方通行の標識や道路標示を確認することが重要です。交差点内に進入する際には、方向を間違えないように注意しましょう。特に、初めて通行する方や、慣れていない方は一方通行の標識を見逃さないようにし、適切な進行方向を選ぶことが必要です。一方通行の道路では、逆走車両や不注意な運転が他の道路利用者にとって大きな危険となります。
特に注意が必要なのが、画像左側の一方通行の場面です。該当の場所は、流作場五差路 東大通から右折での進行が不可となっている(※画像左側白い建物奥の道路から流作場五差路への右折は可能)ほか、横断歩道上・歩道橋から降りてきた歩行者の動きにも注意が必要です。

おわりに

当ページの作成にあたり、「流作場五差路」を調査してまいりました。
流作場五差路に近づく際には、事前に目的地に応じた車線を確認し、適切なタイミングで車線変更を行うよう心がけましょう。新潟県警察交通年鑑によると、令和5年に新潟県内で発生した交差点および交差点付近での事故は1,560件でした。この件数は、事故発生件数の約57%にのぼります。複数の道路が交わる交差点では、ドライバー、自転車、歩行者のいずれの立場においても他車や歩行者の動きにより一層の注意が必要です。事故防止のための行動をお願いいたします。