社会課題への取り組み

交通安全のさらなる普及と問題提起。
自動車ユーザーや社会全体に向けた啓発活動を通して、健全で明るいくるま社会の発展を目指します。

動画で見る「社会課題への取り組み」

「信号機のない横断歩道での車の一時停止状況」全国調査

円滑な交通環境のために年間約000万件を救援

2022年で7回目となった「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況」全国調査。一時停止率の全国平均は39.8%と過去最高でしたが、依然として約6割が止まらないのが現状です。なお、本活動は毎回広く報道され、全国的な交通安全啓発につながっています。

Omoiyalty Drive(思いやりティ ドライブ)

信号機のない横断歩道における車の一時停止率(全国平均)

信号機のない横断歩道における車の一時停止率(全国平均)

実車を使って学べる実技講習会

運転に苦手意識や不安を抱えるドライバーのために、マイカーを使った参加体験型講習や車庫入れ講習を各地で開催しています。インストラクターの指導のもと、公道ではできない実技体験を通じて、自身の運転を確認することができます。

2022年度 実技講習会 開催実績

開催数 受講者数
ドライバーズセミナー 一般コース 31回 289名
シニアコース 48回 406名

安全運転のコツ「講習会」

高齢者の安全運転を講習会やウェブでサポート

かねてから社会問題になっている高齢ドライバーの交通事故。JAFではシニア向け実技講習会を開催するなど、高齢者の安全運転支援を強化。「エイジド・ドライバー総合応援サイト」では、オンライン上で認知・目・耳の機能の確認とトレーニングができるメニューを用意しています。

エイジド・ドライバー総合応援サイト

クルマの疑問を検証する「JAFユーザーテスト」

1983年にスタートした「JAFユーザーテスト」。自動車ユーザーが日頃感じている疑問や不安について、実験を通して検証しています。2022年度は4つのテーマを取り上げ、ドライバー目線に沿った実験を実施。検証結果はYouTubeやウェブサイトで公開し、報道機関にも提供しています。

2022年度 JAFユーザーテスト テーマ

  • バックカメラに死角はないのか?
  • パンク応急修理キットでどこまで修理できる?
  • ドライバーを眩惑する、強烈な日差しを遮る方法は?
  • 飲酒による運転への影響は翌日まで続くのか?

YouTuberとコラボレーション

安全運転の知識をわかりやすく解説するコンテンツとして、YouTuberの木村亜美氏とコラボした動画を制作。2022年度は「教えて! JAF先生」シリーズの動画を3本公開。

危険予知トレーニングなどウェブで学べる交通安全

パソコンやスマートフォンなどで交通安全のポイントを学べるウェブコンテンツ。2022年度は動画の拡充をはかり、「『実写版』危険予知・事故回避トレーニング」の「交差点編」「坂道編」「自転車編」に新規動画を各1本追加したほか、新設した「狭路編」を公開しました。

安全運転のコツ「ウェブトレーニング」

新しい交通安全の取り組みeラーニング事業スタート

2022年9月にサブスクリプションサービス「JAF交通安全トレーニング」をリリースしました。企業や団体の方を対象に、交通安全教育を目的としたサービスで、JAFが教材を監修。長年培ってきた知識やノウハウをeラーニング形式で提供します。

運営:(株)JAFメディアワークス

全国実態調査とウェブアンケート

さまざまな調査を実施し、自動車ユーザーの意識・実態の把握に努めています。集めたデータは交通安全啓発やマナー向上活動などに活用しています。

2022年度 全国実態調査とウェブアンケート

4~6月 チャイルドシート使用状況全国調査(警察庁・JAF合同調査)
7月 自動車税制に関するアンケート調査
8月 「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況」全国調査
10~12月 シートベルト着用状況全国調査(警察庁・JAF合同調査)

統計・アンケート

クラウドファンディングでやさしさあふれる交通社会を

介助犬育成、ジュニアシート提供の支援に続き、2022年度は「災害時に無償でクルマを貸し出し、被災者の生活再建を後押しする活動」への支援を目的にクラウドファンディングを実施。支援金は一般社団法人日本カーシェアリング協会に寄付し、クルマの管理などに役立てていただきました。

自動車税制見直しを求める要望・提言活動

「だれもが納得できる公平・公正・簡素な自動車税制を」。その実現に向け、2022年度も改善要望を各政党、関係省庁などに提出しました。残念ながら抜本的な見直しは先送りになりましたが、JAFは今後も自動車ユーザーの声を代弁しながら、さまざまな要望活動を継続していきます。

自動車税制改正に関する要望活動

国際活動と訪日外国人向けサービス

訪日外国人のためのサービスを充実させるとともに、
世界第3位の会員数を誇る自動車クラブとして国際活動に参画しています。

FIA加盟団体としてグローバルに活動

世界の自動車クラブで構成されるFIA(国際自動車連盟)に加盟し、世界第3位の会員数を誇る団体として国際活動に参画。2022年度はFIA総会週間会議やFIA地域Ⅱラウンドテーブルなどの対面会議に出席。各クラブと議論・情報交換をおこない、諸問題の解決に取り組みました。

外国運転免許証の切り替えをサポート

日本の運転免許証への切り替え時や日本で運転する(特定国・地域に限る)際に必要な外国運転免許証の「日本語翻訳文」を発行。また、車両を海外へ一時輸出・輸入する際の通関手続きを簡素化する「自動車カルネ」を発行・認証しています。

過去2年の「日本語による翻訳文」発行件数

2022年度 77,120件
2021年度 48,162件

外国の方に関する諸手続き

外国人のための通訳サービスや情報提供

コールセンターやロードサービスでは、21言語対応の通訳サービスを導入。また、英語版コーポレートサイトでは日本の交通ルールをクイズ形式で学べるコンテンツなどを公開。自動車を利用する外国人をサポートしています。

過去2年の通訳サービス実施件数

2022年度 1,637件
2021年度 1,187件

Japan Traffic Rules Training(英語サイト)