社会課題への取り組み

交通安全や税制問題などの課題に向き合い、
自動車ユーザーや社会全体に向けた啓発活動で健全で明るいくるま社会の発展を目指します。

動画で見る「社会課題への取り組み」

クルマに関する疑問を検証する「JAFユーザーテスト」

円滑な交通環境のために年間約000万件を救援

自動車ユーザーが日頃感じている疑問や不安について、JAFが独自に実験・検証。電動キックボードの衝突実験や、落雷がクルマやドライバーに与える影響など、2023年度も社会ニーズを捉えた4つのテーマを検証しました。結果はYouTubeやウェブサイトで公開し、報道機関に資料提供もしています。

2023年度 JAFユーザーテスト テーマ

  • 駐車支援機能はどこまで使えるのか?
  • 電動キックボードの衝突実験
  • 落雷時、車や車内にいる人への影響は?
  • ルームミラーとデジタルインナーミラーの見え方の違いとは?

YouTuberとコラボレーション

信号機のない横断歩道における車の一時停止率(全国平均)

交通安全の知識をわかりやすく解説するコンテンツとして、YouTuber・木村亜美氏とのコラボ動画「教えて!JAF先生」を制作。2023年度はシリーズ第8・9弾の2本をYouTubeに公開しました。

危険予知トレーニングなどウェブで学べる交通安全

安全運転のコツや交通安全の知識を、パソコンやスマートフォンで気軽に学べるウェブコンテンツを提供。さまざまな交通場面の危険を予測する「『実写版』危険予知・事故回避トレーニング」には、2023年度に「路面電車編」「新モビリティ編」各2本を追加し、計81本の動画を公開中です。

安全運転のコツ「ウェブトレーニング」

ウェブサイトで公開中の主な交通安全啓発コンテンツ

安全運転のコツ
高齢運転者のための「エイジド・ドライバー総合応援サイト」
「実写版」危険予知・事故回避トレーニング
JAF交通安全トレーニング(法人向けサブスクリプションサービス)
交通安全3分トレーニング(危険予知クイズ)
動画でCheck! 交通安全カテゴリー10
いのちを守るために クルマの知識、悩みや疑問の解決
後席シートベルトの安心力 私にもできるマイカー点検
はじめてのチャイルドシート クイックガイド JAF Safety Light(ヘッドライトの使い方)
ジュニアシートはもう要らない? クルマのトラブル診断
360度VR動画 クルマ何でも質問箱

もしもの状況を疑似体験する「360度VR動画」

クルマの水没や車両衝突など、危険シーンを再現したVR動画を公開。映像は360度自由に動かして視点を変えることができ、VRゴーグルを使えば臨場感のある映像体験が可能です。

法人向けeラーニング事業「JAF交通安全トレーニング」

長年培った交通安全の知見とノウハウを教材化。安全運転管理業務に役立つサブスクリプションサービスを企業や団体に提供しています。短時間で学べるコンテンツを豊富に用意し、毎日の学習を通して受講者の交通安全意識を向上。契約企業の拡大に取り組むことで、交通事故減少を目指します。

運営:(株)JAFメディアワークス

高齢ドライバーの安全運転を講習会やウェブでサポート

社会問題のひとつになっている高齢ドライバーによる交通事故。JAFではシニア向けの実技講習会を開催しているほか、ウェブサイト「エイジド・ドライバー総合応援サイト」で長く安全に運転するための情報を公開。オンラインで自分の認知・目・耳の機能状況の把握とトレーニングができます。

エイジド・ドライバー総合応援サイト

「信号機のない横断歩道での車の一時停止状況」全国調査

2023年で8回目となった「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況」全国調査。一時停止率の全国平均は過去最高の45.1%で増加傾向ではありますが、いまだに半数以上が止まっていません。こうした現状は毎回広く報道され、全国的な交通安全啓発につながっています。

Omoiyalty Drive(思いやりティ ドライブ)

自動車税制見直しを求める要望・提言活動

自動車ユーザーの多くが負担に感じている複雑な自動車税制。公平・公正・簡素な税制の実現に向け、2023年度も各政党、関係省庁、国会議員に改善要望を提出しました。抜本的な見直しは先送りになりましたが、今後も皆さまの声を代弁しながら、さまざまな要望活動を継続していきます。

自動車税制改正に関する要望活動

実車を使って学べる実技講習会

運転に苦手意識や不安を抱えるドライバーのために、マイカーを使った参加体験型講習や車庫入れ講習を各地で開催しています。インストラクターの指導のもと、公道ではできない実技体験を通じて、自身の運転を確認することができます。

2023年度 実技講習会 開催実績

開催数 受講者数
ドライバーズセミナー 一般コース 33回 292名
シニアコース 48回 404名
ニガ手克服講習(車庫入れなど) 72回 225名

安全運転のコツ「講習会」

子どもたちに交通ルールを教える「ドレミぐるーぷ」

2007年から続く「JAF交通安全ドレミぐるーぷ」の活動。音楽愛好家らのボランティアグループの協力によって運営されており、幼稚園児・保育園児とその保護者を対象に、交通ルールを守ることの大切さを音楽を通じて伝えています。

2023年度「JAF交通安全ドレミぐるーぷ」開催実績

公演数 118回
参加人数 11,621名

モビリティサービスを活用した地域の交通課題への取り組み

観光地や過疎地など交通課題を抱える自治体や事業者において、新しい移動手段として期待されている「グリーンスローモビリティ」。JAFはヤマハ発動機(株)との協働事業で車両導入業務をおこなっており、これまで9自治体※に対し実証実験などを支援しました。

  • 2024年3月末現在

「災害時にクルマで困らない社会づくり」を支援

2023年7月、JAFは(一社)日本カーシェアリング協会と「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」協定を締結しました。被災地にクルマを無償貸与している同協会と、企業・団体・自治体が平時から連携し、協力体制を構築。大規模災害時の迅速なモビリティ支援の実現を目指します。

「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」協定締結によるJAFの支援活動

(一社)日本カーシェアリング協会によるクルマの無償貸し出し活動をバックアップするとともに、支援の輪がもっと広がるよう、今後もさまざまな形で協力していく予定です。

  • 1.JAF会員に向けた本活動に関する広報
  • 2. 車両の寄付/車両提供呼びかけ
  • 3.被災者が所有する車両の点検 など

国際活動と訪日外国人向けサービス

訪日外国人のためのサービスを充実させるとともに、
世界第3位の会員数を誇る自動車クラブとして国際活動に参画しています。

FIA加盟団体としてグローバルに活動

世界の自動車クラブで構成されるFIA(国際自動車連盟)に加盟し、世界第3位の会員数を誇る団体として国際的に活動。2023年度はシンガポール自動車協会の依頼により、同国開催の「海外安全運転フォーラム2023」に講師を派遣。日本の交通ルールや雪道運転の危険性について講演しました。

外国運転免許証の切り替えをサポート

日本の運転免許証への切り替え時や、日本で運転する(特定国・地域に限る)際に必要となる、外国運転免許証の「日本語翻訳文」を発行。訪日外国人急増により2023年度の発行件数は過去最多に。「自動車カルネ」の発行・認証もおこなっています。

過去2年の「日本語による翻訳文」発行件数

2023年度 111,691件
2022年度 77,120件

外国の方に関する諸手続き

外国人のための通訳サービスや情報提供

コールセンターやロードサービスでは、英語、韓国語、中国語など21言語対応の通訳サービスを導入。英語版コーポレートサイトには日本の交通ルールをクイズ形式で学べるコンテンツなどを用意し、日本で運転する外国人をサポートしています。

過去2年の通訳サービス実施件数

2023年度 2,763件
2022年度 1,637件

Japan Traffic Rules Training(英語サイト)